糖尿病診療均てん化のための標準的診療マニュアル作成とその有効性の検証-ガイドラインを実用化するためのシステム・体制整備の視点から

文献情報

文献番号
200826008A
報告書区分
総括
研究課題名
糖尿病診療均てん化のための標準的診療マニュアル作成とその有効性の検証-ガイドラインを実用化するためのシステム・体制整備の視点から
課題番号
H20-糖尿病等・一般-002
研究年度
平成20(2008)年度
研究代表者(所属機関)
笹月 健彦(国立国際医療センター)
研究分担者(所属機関)
  • 野田光彦(国立国際医療センター)
  • 稲垣暢也(京都大学医学研究科)
  • 谷澤幸生(山口大学大学院医学部付属病院)
  • 相澤徹(信州大学医学部医学教育センター)
  • 吉岡成人(北海道大学大学院医学研究科)
  • 寺内康夫(横浜市立大学大学院医学研究科)
  • 曽根博仁(お茶の水女子大学人間文化創成科学研究部)
  • 新保卓郎(国立国際医療センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 糖尿病戦略等研究
研究開始年度
平成20(2008)年度
研究終了予定年度
平成21(2009)年度
研究費
30,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究では実践的診療マニュアルと連携パスをこれまでのエビデンスにより作成するとともに、現状ではわが国においてエビデンスの不足する部分の存在に鑑み、恒常的にエビデンスを循環的に創出しうるデータ収集・蓄積システムを構築し、わが国において常に有用なエビデンスを提供しうるようにすることを目指すものである。
研究方法
(1)臨床データ(患者データ)登録・蓄積システムに関しては、専門病院、専門医院、非専門医院の各々のからの登録を可能にするものとする。
(2)臨床指標に関しては従来からのものを重視し、今後患者登録情報から新たに得られるものを必要に応じ逐次加える。
(3)エビデンスの収集・レビューに関しては、システマティックレビューの手法に基づいて行う。
(4)臨床研究の支援体制に関しては、相互モニタリングを重要な選択肢として考慮する。
結果と考察
臨床データ収集・蓄積システムの構築、エビデンスの収集・レビュー、臨床研究支援体制の整備、病態に関する臨床指標の確立について、当班全体の方向性を議論し基本方針を下記のように決定・確認した。
患者登録フォーマットの基本様式を決定した。概要は、
(1)時系列データの集積とする。
(2)登録データは診療状況とエンドポイントに関するものを中心とする。
(3)データは施設ごとに匿名化して収集する。対応表の管理の詳細は今後の検討課題とした。
以上に基づき、データ入力の構造(フォーマット)を作成した。
 フォーマットは、患者基本情報(23項目)、患者指導・生活習慣・低血糖(4項目)、糖尿病治療情報(6項目)、身体所見(4項目)、血液検査(24項目)、尿検査(2項目)、腎症指標(6項目)、心電図(1項目)、網膜症指標(1項目)、神経傷害指標(5項目)、大血管障害等(5項目)、精神・神経疾患(1項目)、死亡(2項目)であり、各々に下位分類を有する。
結論
上記の通り。

公開日・更新日

公開日
2009-05-13
更新日
-