血液、尿等、生体への侵襲が少ないバイオマーカーを用いた診断方法に関する研究

文献情報

文献番号
200821068A
報告書区分
総括
研究課題名
血液、尿等、生体への侵襲が少ないバイオマーカーを用いた診断方法に関する研究
課題番号
H20-長寿・一般-006
研究年度
平成20(2008)年度
研究代表者(所属機関)
松原 悦朗(弘前大学 医学研究科)
研究分担者(所属機関)
  • 鷲見 幸彦(国立長寿医療センター 病院)
  • 服部 英幸(国立長寿医療センター 病院)
  • 関山 敦生(国立長寿医療センター 研究所)
  • 滝川 修(国立長寿医療センター 研究所)
  • 渡邉 淳(国立長寿医療センター 研究所)
  • 鄭 且均(国立長寿医療センター 研究所)
  • 加藤 隆司(国立長寿医療センター 研究所)
  • 遠藤 英俊(国立長寿医療センター 病院)
  • 道川 誠(国立長寿医療センター 研究所)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 長寿科学総合研究
研究開始年度
平成20(2008)年度
研究終了予定年度
平成22(2010)年度
研究費
20,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
アルツハイマー病(AD)は、少子超高齢化社会が目前に迫った本邦において、根本治療が切望される代表的疾患である。しかしながら客観的証拠に基づいたその診断指標はなく、早期治療介入や新規治療法開発への大きな障害となっている。可及的速やかに軽度認知障害(MCI)やADに移行する前段階で患者を抽出し、根本治療導入までの期間短縮と介護予防推進を図る必要があり、本研究ではその目的達成目的に、血液・尿超早期バイオマーカー取得を目指す。
研究方法
研究代表者で臨床・生化学コアである松原と臨床コアの鷲見、画像コアである加藤で当該研究計画の利益相反・倫理委員会で実施承認を得るためその立案を図り、その遂行を他の臨床コアメンバー(服部・遠藤)に周知するとともに、症例収集も開始する。画像コアの加藤は、PiB-PETを高度先進医療で施行するための調査・準備を行い、可及的速やかに本研究での施行を図る。PiBの合成使用の薬事審議会承認を可及的速やかに得る。生化学コアメンバーの渡邉・滝川・鄭・道川・関山らは、血液中バイオマーカー測定法を開発する。
結果と考察
本年度は研究遂行のため倫理委員会・利益相反委員会での承認を得た後、臨床研究コアは、集団探索研究での個々のバイオマーカー候補の標的疾患診断における感度・特異性の検証のため臨床基盤整備と症例集積を開始した。また健常者からMCI, MCIからADへのコンバートを予測するバイオマーカー確立に向け、MCI前向きコホート研究・多施設連携認知症検診の基盤整備を図った。バイオマーカー担当の生化学コアはその血液中測定法確立の基盤整備を行った。画像コアはアミロイドPETの高度先進医療での施行に向けその準備・調査を行った。
結論
来年度に向けての研究遂行基盤整備を行った。

公開日・更新日

公開日
2009-04-22
更新日
-