褥瘡の予防と治療に関する研究 1)栄養介入の効果の検討、 2)保護機材の効果の検討

文献情報

文献番号
200821039A
報告書区分
総括
研究課題名
褥瘡の予防と治療に関する研究 1)栄養介入の効果の検討、 2)保護機材の効果の検討
課題番号
H19-長寿・一般-010
研究年度
平成20(2008)年度
研究代表者(所属機関)
大浦 武彦(医療法人社団 廣仁会 褥瘡・創傷治癒研究所)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 長寿科学総合研究
研究開始年度
平成19(2007)年度
研究終了予定年度
平成21(2009)年度
研究費
17,130,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究の目的は、研究1)は褥瘡発生リスクを有する患者と褥瘡患者を対象として、栄養介入による褥瘡の発生予防効果、治癒に及ぼす影響を検討すること。 研究2)は褥瘡患者を対象として、褥瘡保護パッドによる褥瘡治癒に及ぼす影響を検討することである。
研究方法
研究1):今日まで褥瘡と栄養に関する研究でランダム化比較対照研究を行ない、有意の結果が検出されたという報告は皆無である。本研究は、褥瘡治癒に影響を与える体圧分散マットレス、褥瘡危険要因や看護・介護・治療の要因を統一したうえで、栄養介入のみの影響を検証する多施設共同ランダム化割付け群間比較臨床研究である。対象は褥瘡発生リスクを有する患者または褥瘡を有する患者で、対照群は通常の栄養管理を行ない、栄養介入群は積極的な栄養補給を行なう。観察期間は12週間とし、有用性の主要評価項目は栄養状態の推移、褥瘡発生リスクと創部の状態の推移であり、副次評価項目は 血清微量元素濃度の推移、病的骨突出・浮腫の状態の推移である。
目標症例数は1群60症例以上、合計120症例以上とし、予定研究期間は平成19年4月?平成22年3月である。
研究2)現在、褥瘡にかかる圧やずれを防止する創傷保護パッドは医療機器には見当らない。今回、多施設共同オープン臨床研究により、新たな創傷保護パッドの褥瘡治癒に及ぼす効果を検証すると同時に適切な使用方法も探索する。対象は褥瘡を有する患者で、観察期間は6週間とし、有用性の主要評価項目は褥瘡の状態の推移である。
目標症例数は50症例以上とし、予定研究期間は平成19年10月?平成22年3月である。
結果と考察
研究1)は平成19年7月より症例の登録を開始し、平成21年3月現在、褥瘡患者57症例、褥瘡発生リスク患者38例について試験を遂行しているが、臨床研究を実施中であり、結果、考察についてはまだ言及できない。
研究2)は平成20年2月より症例の登録を開始し、平成21年3月現在、褥瘡患者43症例について試験を遂行しているが、臨床研究を実施中であり、結果、考察についてはまだ言及できない
結論
臨床研究を実施中であり、結論はまだ出ていない。

公開日・更新日

公開日
2017-10-03
更新日
-