文献情報
文献番号
202006087A
報告書区分
総括
研究課題名
精神保健医療従事者による、新型コロナウイルス感染症流行下における不安等のメンタルヘルスへの応急処置介入方法の開発と普及に資する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
20CA2074
研究年度
令和2(2020)年度
研究代表者(所属機関)
中尾 智博(九州大学大学院医学研究院 精神病態医学)
研究分担者(所属機関)
- 村山 桂太郎(九州大学病院)
- 高橋 晶(筑波大学 医学医療系 災害・地域精神医学)
- 萱間 真美(聖路加看護大学 精神看護学)
- 西 大輔(東京大学大学院医学系研究科 精神保健学分野)
- 堀之内 徹(北海道大学大学院医学研究院 神経病態学講座 精神医学教室)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 厚生労働科学特別研究
研究開始年度
令和2(2020)年度
研究終了予定年度
令和2(2020)年度
研究費
7,388,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
精神保健医療従事者による新型コロナウイルス感染症に起因した心理的アセスメント及び心理的応急処置介入技法の実態把握と課題抽出を行い、早急にその開発と普及に資する調査を行い、今後の方策に関した政策的提言を行う。
研究方法
以下の①〜③を実施し、精神保健医療従事者向けの新型コロナウイルス感染症に起因した心理学的応急処置に関するマニュアルの作成を行う。マニュアルには心理学的トリアージや相談者に対する医学的根拠に基づく助言や介入法、リモートの活用に関しての提言も含む。①研究対象施設に対するアンケート調査、②海外における新型コロナウイルス禍の心理的応急処置介入に関する文献的調査(オーバービュー)、③海外で開発された心理的応急処置介入法の翻訳
結果と考察
アンケート調査からは、COVID-19感染症によるメンタルヘルス相談は主に精神保健福祉センターが対応しており、心理的介入を行っている精神保健福祉センターにおいてサイコロジカルファーストエイドを使用している施設は9%であった。また、精神保健福祉センターの28%に緊急を要する相談が寄せられていた。オーバービューでは、3件の論文が該当し、そのうち1件は信頼性が高い報告であった。すべてのレビューに介入としてPFAが含まれていたが、他にも認知行動療法、カウンセリングなど様々な介入が実践されていた。2件の報告にCOVI-19感染症に対する介入が含まれていた。ジョンズホプキンス大学で開発された心理的応急処置法の翻訳を行い、アンケート調査をもとに標準的対応が可能となるマニュアルを作成した。
今後本研究で作成されたマニュアルの普及と効果の検証が必要と考えられた。
今後本研究で作成されたマニュアルの普及と効果の検証が必要と考えられた。
結論
精神保健福祉センターで実施可能なメンタルヘルス・トリアージ、心理的応急処置、簡便な介入のシステムを早急に構築することが必要である。
公開日・更新日
公開日
2021-09-14
更新日
-