文献情報
文献番号
200816007A
報告書区分
総括
研究課題名
臨床研究基盤整備の均てん化を目指した多目的教育プログラムと普及システムの開発
課題番号
H18-臨研(教育)・一般-002
研究年度
平成20(2008)年度
研究代表者(所属機関)
山本 精一郎(国立がんセンターがん対策情報センター がん情報・統計部 がん統計解析室)
研究分担者(所属機関)
- 藤原康弘(国立がんセンター中央病院臨床試験・治療開発部)
- 福田治彦(国立がんセンターがん対策情報センター多施設共同臨床試験・診療支援部)
- 安藤正志(国立がんセンター中央病院臨床試験・治療開発部)
- 柴田大朗(国立がんセンターがん対策情報センター多施設共同臨床試験・診療支援部)
- 山下紀子(国立がんセンター中央病院臨床試験・治療開発部)
- 小林典子(国立がんセンター中央病院臨床試験・治療開発部)
- 笠井宏委(国立がんセンター中央病院臨床試験・治療開発部)
- 山上須賀(国立がんセンター中央病院臨床試験・治療開発部)
- 吉村健一(京都大学医学研究科)
- 笹栗俊之(九州大学医学研究院)
- 倉田雅子(納得して医療を選ぶ会)
- 多田三千代(国立がんセンター中央病院臨床試験・治療開発部)
- 佐藤雄一郎(神戸学院大学法学部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 厚生科学基盤研究分野 医療技術実用化総合研究(臨床研究基盤整備推進研究)
研究開始年度
平成18(2006)年度
研究終了予定年度
平成20(2008)年度
研究費
32,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
米国での教育プログラム並びに我が国での調査をもとに、我が国の現状に合わせた臨床研究教育プログラムの開発と普及、プログラム履修を通した研究に携わる者のネットワーク化を本研究の目的とする。
本研究により、臨床研究の質が向上し、エビデンスを構築できるとともに、医療の均てん化につながることが期待される。
本研究により、臨床研究の質が向上し、エビデンスを構築できるとともに、医療の均てん化につながることが期待される。
研究方法
教育プログラムとして①臨床研究に携わる全ての人向けの基礎的なもの、②研究者向け、③倫理審査委員向けの開発を行い、ポータルサイト(通称ICRweb、http://www.icrweb.jp/icr/)から配信する。プログラム内容には、研究倫理や関連指針、データマネジメント、統計と疫学方法論などを含む。
結果と考察
3年目は、米国での調査や改訂ヘルシンキ宣言の検討、倫理審査委員会に対する調査などをもとに倫理審査委員向けのコンテンツやコメディカル向けのコンテンツ、研究者向けのコンテンツをさらに充実させた。また、倫理審査委員のうち、一般の立場を代表する者のあり方や教育についても検討し、研修会を行った。
普及の方法として、ポータルサイトICRweb上に教育プログラムの履修システムと修了証発行システムを構築した。また、臨床研究に関する情報提供やコンテンツの充実、デザインの変更を通して内容の充実を図り、利用者の便宜を図った。また、多くの学会や大学などでのサイトの紹介や、学会や他団体とのセミナー共催や利用法の掲載した冊子の配布などを通して、履修者の増加に努めた。また、臨床研究倫理審査を実質化・適正化するために昨年度「福岡臨床研究倫理審査委員会ネットワーク」(RecNet Fukuoka)を構築し、今年度は研修会を行ったり、ホームページ(http://www.c-shop.net/client/kyudai_rec/)などから倫理審査委員の教育・研修プログラムの配信を行った。
普及の方法として、ポータルサイトICRweb上に教育プログラムの履修システムと修了証発行システムを構築した。また、臨床研究に関する情報提供やコンテンツの充実、デザインの変更を通して内容の充実を図り、利用者の便宜を図った。また、多くの学会や大学などでのサイトの紹介や、学会や他団体とのセミナー共催や利用法の掲載した冊子の配布などを通して、履修者の増加に努めた。また、臨床研究倫理審査を実質化・適正化するために昨年度「福岡臨床研究倫理審査委員会ネットワーク」(RecNet Fukuoka)を構築し、今年度は研修会を行ったり、ホームページ(http://www.c-shop.net/client/kyudai_rec/)などから倫理審査委員の教育・研修プログラムの配信を行った。
結論
本研究班は本年度で終了である。研究班の一番の目的であった、コンテンツ作成と配信についてはある程度達成できたと考えている。しかし、教育プログラムの普及(より多くの履修者の輩出)、履修者や臨床研究組織、IRBのネットワーク化については十分達成できなかった。次期厚生労働科研の研究班で今後もサイトの運営と、コンテンツの追加、履修者の増加に向けて継続していきたい。
公開日・更新日
公開日
2009-04-24
更新日
-