文献情報
文献番号
200816004A
報告書区分
総括
研究課題名
がん臨床研究基盤整備の均てん化を目指した個別医療機関基盤モデルの開発
課題番号
H18-臨研(機関)・一般-004
研究年度
平成20(2008)年度
研究代表者(所属機関)
藤原 康弘(国立がんセンター中央病院 臨床試験・治療開発部)
研究分担者(所属機関)
- 福田 治彦(国立がんセンター がん対策情報センター 多施設臨床試験・診療支援部)
- 安藤 正志(国立がんセンター中央病院 臨床試験・治療開発部 臨床試験支援室)
- 山本 精一郎(国立がんセンターがん対策情報センター がん情報・統計部 がん統計解析室)
- 佐藤 暁洋(国立がんセンター東病院 臨床開発センター がん治療開発部 臨床応用開発室)
- 若尾 文彦(国立がんセンター中央病院 放射線診断部 放射線診断室)
- 久保田 馨(国立がんセンター東病院 病棟部)
- 中村 直子(国立がんセンター中央病院 看護部)
- 小林 典子(国立がんセンター中央病院 臨床試験・治療開発部 臨床試験管理室)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 厚生科学基盤研究分野 医療技術実用化総合研究(臨床研究基盤整備推進研究)
研究開始年度
平成18(2006)年度
研究終了予定年度
平成20(2008)年度
研究費
145,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
国立がんセンター中央病院・東病院における臨床研究の円滑な遂行を促進すると共に全国のがん臨床研究の促進と質の確保・研究の促進を目的とする。
研究方法
1クリニカルデータマネジメントシステムの開発
2臨床研究コーディネーターの整備・教育
3改正 臨床研究倫理指針に対応するセンター内諸規定の改訂・整備
4独法化に向けた、治験・臨床研究業務の現状分析・改善策の提案
2臨床研究コーディネーターの整備・教育
3改正 臨床研究倫理指針に対応するセンター内諸規定の改訂・整備
4独法化に向けた、治験・臨床研究業務の現状分析・改善策の提案
結果と考察
1 クリニカルデータマネージメント(CDM)
院内におけるCDMを計17試験(中央14;東3)について実施した。また、CDMに必要となるシステムの開発を中央病院では3件、東病院では新たに1件行った。
2 CRCの整備・教育
臨床研究コーディネーター(CRC)10名を配置(内訳:看護師4名;薬剤師2名;臨床検査技師4名;臨床心理士2名)。新規依頼を受けた臨床試験は25件・医師主導治験2治験。
中央病院において看護師対象に『臨床試験看護コース』を開催。さらに、当院施設外のCRCを対象とした「がん臨床試験入門セミナー」を開催した。
3 臨床研究の安全性情報に関する手順書の作成及び倫理審査取扱規程と予備調査規定の改訂を行った。
4 中央病院については、独立行政法人化を前提とした受託治験及び臨床研究業務の強化に向けた具体的な改善策とその実行計画の策定を行った。
院内におけるCDMを計17試験(中央14;東3)について実施した。また、CDMに必要となるシステムの開発を中央病院では3件、東病院では新たに1件行った。
2 CRCの整備・教育
臨床研究コーディネーター(CRC)10名を配置(内訳:看護師4名;薬剤師2名;臨床検査技師4名;臨床心理士2名)。新規依頼を受けた臨床試験は25件・医師主導治験2治験。
中央病院において看護師対象に『臨床試験看護コース』を開催。さらに、当院施設外のCRCを対象とした「がん臨床試験入門セミナー」を開催した。
3 臨床研究の安全性情報に関する手順書の作成及び倫理審査取扱規程と予備調査規定の改訂を行った。
4 中央病院については、独立行政法人化を前提とした受託治験及び臨床研究業務の強化に向けた具体的な改善策とその実行計画の策定を行った。
結論
1 開発したCDM関連システムについては、今後も改変を行いつつ当センターでの臨床試験のCDMにおいて継続使用し、他医療機関への提供も可能となった。
2 臨床試験サポート標準業務手順書等の治験以外の自主臨床試験支援に関するツールならびにCRC導入研修プログラム及び導入研修トレーニング用テキストは、他医療機関への提供も可能である。
3 「改正 臨床研究に関する倫理指針」に対応した規程・手順書は他医療機関への提供可能である。また、医師主導治験関連の手順書及び規程等は書籍となり一般での活用が進むものと考えている。
4 コンサルタント会社による現状分析と改善策の提案は、当センターの独法化にあたっての中期計画・中期目標の策定や組織整備に活用している。
2 臨床試験サポート標準業務手順書等の治験以外の自主臨床試験支援に関するツールならびにCRC導入研修プログラム及び導入研修トレーニング用テキストは、他医療機関への提供も可能である。
3 「改正 臨床研究に関する倫理指針」に対応した規程・手順書は他医療機関への提供可能である。また、医師主導治験関連の手順書及び規程等は書籍となり一般での活用が進むものと考えている。
4 コンサルタント会社による現状分析と改善策の提案は、当センターの独法化にあたっての中期計画・中期目標の策定や組織整備に活用している。
公開日・更新日
公開日
2011-05-30
更新日
-