認知症に関する血液・髄液バイオマーカーの適正使用のための研究

文献情報

文献番号
202017007A
報告書区分
総括
研究課題名
認知症に関する血液・髄液バイオマーカーの適正使用のための研究
課題番号
19GB1004
研究年度
令和2(2020)年度
研究代表者(所属機関)
池内 健(国立大学法人新潟大学 脳研究所)
研究分担者(所属機関)
  • 山田 正仁(金沢大学 医薬保健研究域医学系 脳老化・神経病態学(脳神経内科学))
  • 小原 知之(九州大学大学院医学研究院精神病態医学)
  • 井原 涼子(東京都健康長寿医療センター)
  • 森 康治(大阪大学 大学院医学系研究科)
  • 春日 健作(新潟大学 脳研究所)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 認知症政策研究
研究開始年度
令和1(2019)年度
研究終了予定年度
令和2(2020)年度
研究費
2,186,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
認知症診療を向上させ,研究開発を促進させるために,脳脊髄液・血液バイオマーカーの活用における適正使用を促すための資料を作成する。
研究方法
認知症に関する血液・脳脊髄液バイオマーカーの適正使用のあり方について検討するため,以下の項目について資料を作成した。①バイオマーカー測定の意義,②バイオマーカー測定方法,③検査依頼の適正化,④腰椎穿刺の実施,⑤臨床使用の適正化,⑥検査結果開示の適正化,⑦臨床研究や疾患修飾薬等を用いた治験における使用,の項目である。関連学会(日本認知症学会,日本神経学会,日本老年精神医学会)と連携し,国際的なガイドラインや国内の関連ガイドラインとの整合性をとりながら,資料のとりまとめを進めた。
結果と考察
令和2年度は,研究代表者と5名の研究分担者,2名の研究協力者により,上記①~⑦項目について,本邦の認知症をとりまく医療現場を考慮しながら,実臨床での活用実態,国内外の臨床研究の成果ならびに海外のガイドライン,専門家の意見を参考としながら,「認知症に関する脳脊髄液・血液バイオマーカーの適正使用指針」を作成した。
結論
「認知症に関する脳脊髄液・血液バイオマーカーの適正使用指針」を作成した。

公開日・更新日

公開日
2022-08-31
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2022-08-31
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

文献情報

文献番号
202017007B
報告書区分
総合
研究課題名
認知症に関する血液・髄液バイオマーカーの適正使用のための研究
課題番号
19GB1004
研究年度
令和2(2020)年度
研究代表者(所属機関)
池内 健(国立大学法人新潟大学 脳研究所)
研究分担者(所属機関)
  • 山田 正仁(金沢大学 医薬保健研究域医学系 脳老化・神経病態学(脳神経内科学))
  • 小原 知之(九州大学大学院医学研究院精神病態医学)
  • 井原 涼子(東京都健康長寿医療センター)
  • 田中 稔久(大阪大学大学院医学系研究科情報統合医学講座(精神医学))
  • 森 康治(大阪大学 大学院医学系研究科)
  • 春日 健作(新潟大学 脳研究所)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 認知症政策研究
研究開始年度
令和1(2019)年度
研究終了予定年度
令和2(2020)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
認知症診療を向上させ,研究開発を促進させるために,脳脊髄液・血液バイオマーカーの活用における適正使用を促すための資料を作成する。
研究方法
認知症に関する血液・脳脊髄液バイオマーカーの適正使用のあり方について検討するため,以下の項目について資料を作成した。①バイオマーカー測定の意義,②バイオマーカー測定方法,③検査依頼の適正化,④腰椎穿刺の実施,⑤臨床使用の適正化,⑥検査結果開示の適正化,⑦臨床研究や疾患修飾薬等を用いた治験における使用,の項目である。関連学会(日本認知症学会,日本神経学会,日本老年精神医学会)と連携し,国際的なガイドラインや国内の関連ガイドラインとの整合性をとりながら,資料のとりまとめを進めた。
結果と考察
研究代表者と5名の研究分担者,2名の研究協力者により,上記①~⑦項目について,本邦の認知症をとりまく医療現場を考慮しながら,実臨床での活用実態,国内外の臨床研究の成果ならびに海外のガイドライン,専門家の意見を参考としながら,「認知症に関する脳脊髄液・血液バイオマーカーの適正使用指針」を作成した。
結論
「認知症に関する脳脊髄液・血液バイオマーカーの適正使用指針」を作成した。

公開日・更新日

公開日
2022-08-31
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
202017007C

成果

専門的・学術的観点からの成果
認知症に関する脳脊髄液・血液バイオマーカーの国内外の進捗をレビューし,臨床応用における課題を明らかにした。国際共同研究によりバイオマーカーの適正使用に関する総説を発表し、学会での講演を介して周知した。2023年に抗アミロイドβ抗体薬の臨床実装に伴い、適正使用指針の改訂を実施した。
臨床的観点からの成果
認知症診断における脳脊髄液・血液バイオマーカーおよびAPOE遺伝学的検査の適正な使用について検討し,ガイドラインを策定した。
ガイドライン等の開発
「認知症に関する脳脊髄液・血液バイオマーカー、APOE 検査の適正使用指針」を日本認知症学会,日本老年精神医学会,日本神経学会、日本神経治療学会、日本精神精神学会、日本老年医学会の協力を得て策定した(2023年9月30日作成)。
その他行政的観点からの成果
認知症に対する抗アミロイドβ抗体薬を適正に使用するための診断体系の構築のために資料となると思われる
その他のインパクト
The Medical Test Journal(じほう)に「認知症マーカー適正使用への初の指針」(2021年8月)がニュースとして取り上げられた。

発表件数

原著論文(和文)
0件
原著論文(英文等)
0件
その他論文(和文)
1件
池内 健.認知症に関するバイオマーカー適正使用指針.Medical Technology 50:210-211, 2022
その他論文(英文等)
3件
Alzheimer Dementia (Amst) 18:159-177, 2022等
学会発表(国内学会)
1件
日本認知症学会学術集会
学会発表(国際学会等)
6件
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
1件
バイオマーカー適正使用指針を作成した
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

公開日・更新日

公開日
2022-08-31
更新日
2024-06-18

収支報告書

文献番号
202017007Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
2,841,000円
(2)補助金確定額
2,841,000円
差引額 [(1)-(2)]
0円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 2,080,288円
人件費・謝金 0円
旅費 38,414円
その他 67,298円
間接経費 655,000円
合計 2,841,000円

備考

備考
-

公開日・更新日

公開日
2022-08-31
更新日
-