強皮症・皮膚線維化疾患の診断基準・重症度分類・診療ガイドライン・疾患レジストリに関する研究

文献情報

文献番号
202011045A
報告書区分
総括
研究課題名
強皮症・皮膚線維化疾患の診断基準・重症度分類・診療ガイドライン・疾患レジストリに関する研究
課題番号
20FC1013
研究年度
令和2(2020)年度
研究代表者(所属機関)
藤本 学(国立大学法人大阪大学 大学院医学系研究科)
研究分担者(所属機関)
  • 浅野 善英(東京大学医学部附属病院 皮膚科)
  • 植田 郁子(大阪大学 医学系研究科)
  • 沖山 奈緒子(筑波大学 医学医療系)
  • 川口 鎮司(東京女子医科大学 膠原病リウマチ痛風内科学)
  • 熊ノ郷 淳(大阪大学大学院医学系研究科 呼吸器免疫内科学)
  • 桑名 正隆(日本医科大学大学院医学研究科)
  • 後藤 大輔(筑波大学 医学医療系 内科(膠原病リウマチアレルギー)/筑波大学附属病院・茨城県地域臨床教育センター 膠原病リウマチ科)
  • 神人 正寿(和歌山県立医科大学 医学部皮膚科学講座)
  • 高橋 裕樹(札幌医科大学医学部消化器・免疫・リウマチ内科学講座)
  • 長谷川 稔(福井大学 学術研究医学系部門)
  • 波多野 将(東京大学医学部附属病院循環器内科)
  • 濱口 儒人(金沢大学 皮膚科)
  • 牧野 貴充(熊本大学医学部附属病院 皮膚科・形成再建科)
  • 茂木 精一郎(群馬大学大学院医学系研究科皮膚科学)
  • 山本 俊幸(福島県立医大 医学部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 難治性疾患政策研究
研究開始年度
令和2(2020)年度
研究終了予定年度
令和4(2022)年度
研究費
6,923,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
全身性強皮症や皮膚線維化疾患は、自己免疫機序を中心とした病態によって、皮膚の硬化や関節の拘縮などにより日常生活に支障を来たし、QOLやADLも低下する疾患群である。これらの疾患の疫学的情報は、海外に比べて本邦ではやや不足している。また、全身性強皮症は近年エビデンスの集積が著しく、現ガイドラインの改訂が望まれている。そこで、全身性強皮症および限局性強皮症の疫学調査およびガイドラインの改訂により、これらの疾患患者の実態を明らかにし、その診療を均てん化することを目的とする。
研究方法
1. 2003年以降の特定疾患個人調査票を用いた全身性強皮症の後ろ向き大規模疫学調査、2.アンケート方式による小児期発症全身性強皮症の全国疫学調査、3. アンケート方式による小児期発症限局性強皮症の全国疫学調査、4. 全身性強皮症の疾患レジストリ研究、5. 全身性強皮症の診療ガイドライン改訂 を行っている。
結果と考察
20,000例以上の個票データはすでにデータ入力は完了し、現在データの解析中である。2疾患のアンケート方式による疫学調査は、調査・解析のシステムを構築し、倫理審査に提出中である。疾患レジストリはすでに登録を開始している。診療ガイドラインは、クリニカルクエスチョンが完成し、現在文献の収集と回答・解説文案を作成中である。
結論
全身性強皮症の後ろ向き大規模疫学調査により、本邦の疫学データを示すことができる。また、小児期発症の全身性強皮症と限局性強皮症のアンケート方式の後ろ向き疫学調査を行うことで、両疾患の小児期発症例の特徴や問題点を明らかにでき、移行期医療に活用できると期待される。前向き研究としての疾患レジストリの構築により,今後患者データの活用の道を拓くことができると考えら得れる。

公開日・更新日

公開日
2021-07-01
更新日
-

研究報告書(PDF)

研究成果の刊行に関する一覧表
倫理審査等報告書の写し

公開日・更新日

公開日
2021-05-27
更新日
2022-01-24

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
202011045Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
8,999,000円
(2)補助金確定額
8,999,000円
差引額 [(1)-(2)]
0円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 2,695,454円
人件費・謝金 1,739,869円
旅費 83,880円
その他 2,412,469円
間接経費 2,076,000円
合計 9,007,672円

備考

備考
自己資金8672円

公開日・更新日

公開日
2021-05-27
更新日
2021-12-07