地方衛生研究所における病原体検査体制、サーベイランス対応の状況と課題

文献情報

文献番号
202006056A
報告書区分
総括
研究課題名
地方衛生研究所における病原体検査体制、サーベイランス対応の状況と課題
研究課題名(英字)
-
課題番号
20CA2058
研究年度
令和2(2020)年度
研究代表者(所属機関)
調 恒明(山口県環境保健センター)
研究分担者(所属機関)
-
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 厚生労働科学特別研究
研究開始年度
令和2(2020)年度
研究終了予定年度
令和2(2020)年度
研究費
9,600,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(PDF)

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
202006056C

成果

専門的・学術的観点からの成果
新型コロナウイルス感染症対応に地衛研の果たした役割は極めて大きく、地方自治体における科学的・技術的中核機関として欠くべからざる存在であることが浮き彫りとなった。地方衛生研究所は、感染研との連携により過去10年間、病原体遺伝子検査と解析の技術を蓄積してきた調査研究機関であり、その技術は民間をもしのぐレベルにある。一方、COVID-19以前は、予算、人員ともに減少傾向が続いてきた。今後は、消防、警察と同様に必要不可欠な社会基盤として法律で位置付け、国主導の予算、人員の増強が必要であると考えられた。
臨床的観点からの成果
新型コロナウイルス検査の精度の確保、地方衛生研究所で実施するリアルタイムPCRによるウイルス量の推定、ウイルス分離による感染性の評価など、新型コロナウイルスの臨床に寄与する知見が得られた。
ガイドライン等の開発
研究代表者は「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針」第1版―第3.1版の作成に関与した。
その他行政的観点からの成果
自治体の新型コロナウイルス感染症対策において地方衛生研究所の果たした役割を明確にし、課題の抽出、今後あるべき体制等について考察することにより今後の感染症対策の強化に貢献する成果を上げた。
その他のインパクト
1.地域保健シンポジウム 新型コロナウイルス感染症~地域保健における取組と課題~、2020/12/16、国内、口頭
2.「新型コロナウイルス」(39) PCR検査への取り組み 地方衛生研究所全国協議会 2020年8月7日

発表件数

原著論文(和文)
20件
原著論文(英文等)
6件
その他論文(和文)
2件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
7件
学会発表(国際学会等)
0件
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

公開日・更新日

公開日
2022-05-26
更新日
2025-06-04

収支報告書

文献番号
202006056Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
10,320,000円
(2)補助金確定額
9,965,000円
差引額 [(1)-(2)]
355,000円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 9,234,269円
人件費・謝金 0円
旅費 0円
その他 11,660円
間接経費 720,000円
合計 9,965,929円

備考

備考
自己資金929円

公開日・更新日

公開日
2022-05-06
更新日
2022-08-24