建設現場での作業等におけるプロテクタの選定・使用ツールキットの開発に資する調査研究

文献情報

文献番号
202006041A
報告書区分
総括
研究課題名
建設現場での作業等におけるプロテクタの選定・使用ツールキットの開発に資する調査研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
20CA2043
研究年度
令和2(2020)年度
研究代表者(所属機関)
堀江 正知(産業医科大学 産業生態科学研究所 産業保健管理学)
研究分担者(所属機関)
-
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 厚生労働科学特別研究
研究開始年度
令和2(2020)年度
研究終了予定年度
令和2(2020)年度
研究費
9,200,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(PDF)

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
202006041C

成果

専門的・学術的観点からの成果
①大声を発声時のエアロゾルを実測することにより、プロテクタの種類によって飛沫飛散防止効果が異なることを実証した。②軽度の身体負荷では呼吸用保護具やプロテクタの装着によって食道温や発汗量の上昇を認めないことを明らかにした。③総合工事業の現場におけるプロテクタの使用実態を明らかにした。④熱中症による労働災害の総数を休業4日以上等の発生数の約10倍と推定した。⑤男性で高年齢の場合は熱中症による休業日数が長期化しやすいことを明らかにした。
臨床的観点からの成果
①プロテクタによる飛沫飛散防止効果はフィルタの種類だけでなく顔面との隙間の形成に依存する可能性を示唆した。②呼吸用保護具やプロテクタの装着により生じる不快感等はマスク内のO2濃度低下、CO2濃度上昇によるものである可能性を示唆した。③呼吸用保護具を着用する職場では飛沫飛散防止のためにプロテクタを追加して使用する必要がないことを示した。④プロテクタを選択する際に、顔面への密着、フィルタの密度、飛沫吸引防止、飛沫飛散防止、呼吸しやすさ、快適さを総合的して評価する考え方とその目安となる表を作成した。
ガイドライン等の開発
「新型コロナウイルス感染防止と熱中症予防の両立のための建設現場におけるプロテクタ適正使用のポイント」(本研究報告書に収載)
その他行政的観点からの成果
・厚生労働省労働基準局「基本的対処方針の改正等を踏まえた、職場における新型コロナウイルス感染症対策の拡充について」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18659.html
・厚生労働省労働基準局「建設現場における熱中症予防と新型コロナウイルス感染防止」
https://www.mhlw.go.jp/content/000780505.pdf
その他のインパクト
1) 堀江 正知, 大橋 秀晃, 川波 祥子, 永野 千景, 喜多村 紘子: マスクやプロテクタと熱中症リスク. 安全と健康 72 (4): 334-337, 2021
2) 川波 祥子, 喜多村 紘子, 永野 千景, 大橋 秀晃, 堀江 正知: 呼吸用保護具着用による生理的負担の有無について. 安全と健康 73 (4): 340-343, 2022
3) 中央労働災害防止協会「熱中症予防対策シンポジウム」で研究成果を解説, 横浜及び東京, 2022年3月

発表件数

原著論文(和文)
0件
原著論文(英文等)
1件
その他論文(和文)
2件
中央労働災害防止協会発行「安全と健康」2021年4月号
その他論文(英文等)
1件
Kitamura H, et al. J Occup Health. 2021 Jan;63(1):e12309. doi: 10.1002/1348-9585.12309.
学会発表(国内学会)
5件
日本産業衛生学会
学会発表(国際学会等)
1件
30th Japan-China-Korea Conference on Occupational Health, 2022
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
3件
厚生労働省労働基準局行政通知に成果が公表された
その他成果(普及・啓発活動)
3件
日中韓産業保健学術会議や中央労働災害防止協会のシンポジウムで成果が公表された

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限ります。

原著論文1
Higashi H, Oyabu T, Nagano C, et al
Measuring the effects of respiratory protective equipment and other protectors in preventing the scattering of vocalization droplets
Industrial Health  (2023)
10.2486/indhealth.2022-0180

公開日・更新日

公開日
2022-05-26
更新日
2025-05-23

収支報告書

文献番号
202006041Z