文献情報
文献番号
200730024A
報告書区分
総括
研究課題名
補足運動野反復磁気刺激による大脳基底核疾患治療の開発
研究課題名(英字)
-
課題番号
H17-こころ-一般-029
研究年度
平成19(2007)年度
研究代表者(所属機関)
辻 貞俊(産業医科大学 神経内科)
研究分担者(所属機関)
- 宇川義一(福島県立医大 神経内科)
- 梶 龍兒(徳島大学 神経内科)
- 飛松省三(九州大学 臨床神経生理)
- 中島健二(鳥取大学 神経内科)
- 中村雄作(近畿医大堺病院 神経内科)
- 横地房子(都立神経病院)
- 福留隆泰(国立病院機構長崎神経医療センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 こころの健康科学研究
研究開始年度
平成17(2005)年度
研究終了予定年度
平成19(2007)年度
研究費
14,700,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
本研究の目的は,大脳基底核疾患において経頭蓋磁気刺激による治療が有用なのか,どの様な刺激方法が最も有効であるか検討することである。一方、反復磁気刺激に対する患者の意識・医師の期待度等を調査することも本研究の重要な目的である。
研究方法
全国アンケート調査:
平成19年度はパーキンソン病患者319名を対象にアンケートを実施した。アンケートは記入式で当研究班参加施設における外来通院中患者を対象に行った。
補足運動野刺激に関する研究:
猿での基礎実験に基づいて考案した、5Hz・10秒間の刺激を一分間隔で20回施行し全体で1000発の刺激を行う反復磁気刺激を施行した。この一連の反復刺激を、週1回・8週間続けた。治療目的の刺激は、特殊なコイルを補足運動野上に置いて施行し対照としてのシャム刺激は、以前我々が考案したrealistic シャム刺激を用いた。
平成19年度はパーキンソン病患者319名を対象にアンケートを実施した。アンケートは記入式で当研究班参加施設における外来通院中患者を対象に行った。
補足運動野刺激に関する研究:
猿での基礎実験に基づいて考案した、5Hz・10秒間の刺激を一分間隔で20回施行し全体で1000発の刺激を行う反復磁気刺激を施行した。この一連の反復刺激を、週1回・8週間続けた。治療目的の刺激は、特殊なコイルを補足運動野上に置いて施行し対照としてのシャム刺激は、以前我々が考案したrealistic シャム刺激を用いた。
結果と考察
全国アンケート調査:
患者アンケートでは、磁気刺激治療を受けてみたいかという問いには32%が受けてみたいと回答した。また46%の患者が磁気刺激治療に期待すると回答した。
補足運動野刺激に関する研究:
患者を上記2種類の刺激方法に無作為に割り付け、磁気刺激治療を行った。
実刺激群では、UPDRS合計スコア/UPDRSパートⅢスコアは4週目から12週目まで有意な改善を認めた(p < 0.005)。12週目において、合計スコア/パートⅢスコアの改善度の検討については、実刺激群とシャム刺激群で有意な差を認め(χ二乗検定)、改善した患者が実刺激群で多いという結果であった。
考察
パーキンソン病での補足運動野反復磁気刺激治療効果に関する研究3年間にわたり、パーキンソン病患者での補足運動野に対する反復磁気刺激治療効果に関して研究を行った。今回の研究により、補足運動野に対する反復磁気刺激が、パーキンソン病の治療に有効であるという、画期的な知見を得ることができた。
患者アンケートでは、磁気刺激治療を受けてみたいかという問いには32%が受けてみたいと回答した。また46%の患者が磁気刺激治療に期待すると回答した。
補足運動野刺激に関する研究:
患者を上記2種類の刺激方法に無作為に割り付け、磁気刺激治療を行った。
実刺激群では、UPDRS合計スコア/UPDRSパートⅢスコアは4週目から12週目まで有意な改善を認めた(p < 0.005)。12週目において、合計スコア/パートⅢスコアの改善度の検討については、実刺激群とシャム刺激群で有意な差を認め(χ二乗検定)、改善した患者が実刺激群で多いという結果であった。
考察
パーキンソン病での補足運動野反復磁気刺激治療効果に関する研究3年間にわたり、パーキンソン病患者での補足運動野に対する反復磁気刺激治療効果に関して研究を行った。今回の研究により、補足運動野に対する反復磁気刺激が、パーキンソン病の治療に有効であるという、画期的な知見を得ることができた。
結論
補足運動野反復磁気刺激はパーキンソン病の運動症状に対して有効な治療であると結論した。
全国アンケート調査により大脳基底核疾患、特にパーキンソン病について反復磁気刺激治療への期待度が高いことが判明した。
全国アンケート調査により大脳基底核疾患、特にパーキンソン病について反復磁気刺激治療への期待度が高いことが判明した。
公開日・更新日
公開日
2008-03-11
更新日
-