救急医療体制の推進に関する研究

文献情報

文献番号
200634095A
報告書区分
総括
研究課題名
救急医療体制の推進に関する研究
課題番号
H18-医療-一般-016
研究年度
平成18(2006)年度
研究代表者(所属機関)
小濱 啓次(財団法人日本救急医療財団)
研究分担者(所属機関)
  • 小関 一英(川口市立医療センター)
  • 野口 宏(愛知医科大学高度救命救急センター)
  • 福田 充宏(高知県・高知市病院企業団立高知医療センター救命救急センター)
  • 益子 邦洋(日本医科大学千葉北総病院救命救急センター)
  • 甲斐 達朗(大阪府済生会千里病院千里救命救急センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究 医療安全・医療技術評価総合研究
研究開始年度
平成18(2006)年度
研究終了予定年度
平成20(2008)年度
研究費
8,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究の目的は、二次医療圏の救命救急センターを中心に救急医療機関の役割分担と集約化を図り、同時に、ドクターヘリを適切に運行することによって、僻地・離島救急医療対策ができるか、さらには、都道府県単位の救急医療体制の構築ができるかを検討する。都市部においては、ドクターカーを運行し、より一層の救急医療体制の充実ができるかを検討して、わが国の救急医療体制の推進を図る。
研究方法
二次医療圏においては、救命救急センターを中心に周辺救急医療機関と救命救急センターとの役割分担と集約化ができるかを検討する、ドクターヘリの調査検討においては、ドクターヘリの運行によって、都道府県単位の救急医療体制が作れるかを検討する。さらに、ドクターカーのの運行が二次医療圏の集約化と連携に役立つか、ドクターヘリの運行によって、僻地・離島救急医療が、適切に管理運営されるかを検討する。
結果と考察
ドクターヘリは、都道府県単位の救急医療体制とメディカルコントロールの構築を可能にする。ドクターカーは、救命救急センターを中心とした医療機関の集約化と役割分担および救急医療機関の連携に役立つ。僻地・離島救急医療対策はドクターカーとドクターヘリの運行によって改善されることが判明した。今後ともドクターカーとドクターヘリの運用がわが国の救急医療体制の改善に必要と思われた。
結論
ドクターヘリとドクターカーが適切に運行されるならば、わが国の救急医療体制は、著しく改善され、救急医療、災害医療、小児医療、周産期医療、僻地・離島医療、移植医療の改善に役立つ。

公開日・更新日

公開日
2008-04-03
更新日
-