「学習処方箋」を用いた病院図書室機能の活性化と協働の医療推進に関する研究

文献情報

文献番号
200634083A
報告書区分
総括
研究課題名
「学習処方箋」を用いた病院図書室機能の活性化と協働の医療推進に関する研究
課題番号
H18-医療-一般-004
研究年度
平成18(2006)年度
研究代表者(所属機関)
郡司 篤晃(特定非営利活動法人医療の質に関する研究会)
研究分担者(所属機関)
  • 山崎 喜比古(東京大学大学院健康社会学分野)
  • 福井 次矢(聖路加国際病院)
  • 洲之内 廣紀(河北総合病院)
  • 小西敏郎(NTT東関東病院)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究 医療安全・医療技術評価総合研究
研究開始年度
平成18(2006)年度
研究終了予定年度
平成20(2008)年度
研究費
4,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
医師・患者関係に関する諸概念を整理し、「協働の医療」の概念を明確にする。
病院内の患者用図書室の位置づけを明確にする。また、実際に病院内に患者用図書室を構築して、そのプロセスを評価しつつ、利用・機能について評価するとともに、患者の学習を支援する「学習処方箋」の実行可能性とその評価を行なう。
研究方法
東京都内の私立総合病院内に患者用図書室を構築して、その活用・機能等について評価する。
結果と考察
研究結果            
2006年4月より都内の私立総合病院内に健康図書室を開設した。
図書室の利用者は一日約30人が利用した。しかし、未だその存在そのものを知らない人が多いので、今後ともその広報が必要である。
利用は外来より入院患者の利用が増加、特にPCの利用者が急速に増加しつつあり、新年から利用に時間制限を設けた。「学習処方箋」は糖尿病患者を対象として、2006年の10月から試行し、実行可能性を確認した。その経験を踏まえて、2007年2月にシステムの改定をした。現在、その評価方法について事前調査を実施中である。
検索の優良サイトのURL集はよく利用されている。
考察
図書室は順調に利用されている。現在、闘病記と患者用医学書は入院患者を対象に貸し出しが行なわれている。土日のオープンに対する要望が強いく、必要なスタッフの確保との関係で今後の検討課題である。
「学習処方箋」の実行可能性は確認したが、その評価は来年度の課題である。




結論
             
 病院内の患者用図書室を開設して、その利用状況などを評価した結果、多くの利用者が居り、用意された資源は利用されつつある。                 

公開日・更新日

公開日
2007-12-07
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

公開日・更新日

公開日
2008-01-23
更新日
-