温泉利用と生活・運動・食事指導を組み合わせた職種別の健康支援プログラムの有効性に関する研究

文献情報

文献番号
200624038A
報告書区分
総括
研究課題名
温泉利用と生活・運動・食事指導を組み合わせた職種別の健康支援プログラムの有効性に関する研究
課題番号
H18-循環器等(生習)-一般-036
研究年度
平成18(2006)年度
研究代表者(所属機関)
上岡 洋晴(東京農業大学地域環境科学部 教養分野)
研究分担者(所属機関)
  • 岡田真平(社会福祉法人みまき福祉会 身体教育医学研究所)
  • 中村好一(自治医科大学公衆衛生学教室)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業【がん、心筋梗塞、脳卒中を除く】
研究開始年度
平成18(2006)年度
研究終了予定年度
平成20(2008)年度
研究費
7,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究班は、ブルーカラー男性とホワイトカラー男性を対象とした温泉利用と生活・運動・食事指導を組み合わせた介入による健康増進効果を明らかにすることを目的とした。
研究方法
<分担研究1:ホワイトカラー男性>2006年8-9月の期間に、島根県雲南市役所内の職員専用ホームページを通じて参加者の公募を行い、43名の参加希望者があった。抽選により、それぞれ「介入群:22名」と「コントロール群:21名」に無作為割付を行った。介入群には、2006年11月から6ヶ月間(2007年4月まで)、2週間に1回の温泉入浴と生活・運動・食事指導を行い、毎回1時間の複合的な運動プログラム(健康運動指導士によるストレッチング、ウォーキング等)や食事指導(外食での望ましい注文方法、適量の把握等)、医師による疾病予防の講話と、その後に約30-45分間のナトリウム・カルシウム硫酸塩泉での半身浴(洗身、更衣等含む)を開始した。2006年10月16-27日の期間にベースライン評価を実施した。主要なアウトカムは、体格(身長・体重・BMI・体脂肪率・ウエスト囲)、血液検査(総コレステロール、LDL・HDLコレステロール、尿酸、ヘモグロビンA1c、フルクトサミン、乳酸、コリンエステラーゼ、NK細胞活性、CD4/8等)、体力(体幹筋力:徒手筋力計、有酸素性作業能力:自転車エルゴメータによるPWCHRmax等)、質問紙調査(Profile of Mood State、JALSPAQ等)であった。
<分担研究2:ブルーカラー男性>2006年9-10月の期間に、長野県東御市近隣の第二次産業を主な業種とする企業に協力を依頼し、理解を得られた企業において職場内回覧によって参加者を募集した結果、44名の参加希望者があった。抽選により、それぞれ「介入群:22名」と「コントロール群:22名」に無作為割付を行った。介入群、コントロール群とも、2006年12月下旬から6ヶ月間(2007年6月上旬まで)、2週間に1回、60?90分のプログラムで、健康運動指導士や理学療法士による複合的な運動指導や、管理栄養士による食事指導、保健師による疾病予防の講話などの総合的な健康教育を受けた。介入群は、プログラムの実践の後に約30-45分間のナトリウム・塩化物泉での半身浴(洗身、更衣等含む)を組み合わせて行い、コントロール群には行わなかった。主要なアウトカムは、分担研究1と同様である。
結果と考察
現在、順調に介入中である。
結論
ベースラインの評価までと、現在介入中であるため、結論づけることはできない。

公開日・更新日

公開日
2007-04-03
更新日
-