タスクフォースによる先端医学と社会の調和のための基盤整備

文献情報

文献番号
200607055A
報告書区分
総括
研究課題名
タスクフォースによる先端医学と社会の調和のための基盤整備
課題番号
H17-生命-一般-001
研究年度
平成18(2006)年度
研究代表者(所属機関)
小林 英司(自治医科大学臓器置換研究部)
研究分担者(所属機関)
  • 丸山 英二(神戸大学大学院法学研究科)
  • 絵野沢 伸(国立成育医療センター研究所)
  • 安東由喜雄(熊本大学大学院医学薬学研究部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 厚生科学基盤研究分野 ヒトゲノム・再生医療等研究【ヒトゲノム遺伝子治療研究】
研究開始年度
平成17(2005)年度
研究終了予定年度
平成19(2007)年度
研究費
5,950,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究は先端医科学の研究をやっている者自身が作業班となることで“自主性”及び“具体性”を示すことを目的にした。さらにその過程を内部監査し、ディスクロージャーすることで社会性をもたせることをねらった。 これまで各分担者がタスクフォースとして多くの協力者をつのり,自主ルールで行われている研究についての討議を行った。平成18年度はこれらの討議から資料集を作成することを目的とした。
研究方法
近年、科学技術政策を推し進める上で、パブリックアクセプタンス(社会的受容性)が重視されている。我々は、これを啓蒙的意味合いをもって実行するのではなく、真の受容を得るためには専門家集団の自律規範が必要という考えに基づき本研究を遂行した。
 これまで、種々の先端医科学研究を既に遂行中の者に、その自主ルールを説明願い討論を通じて問題点をあらいだした。計7回に及ぶ班会議を催し、我が国で先端医科学研究を遂行する者と討議を重ねた。
結果と考察
各分担者が専門とする分野から種々の先端医科学研究を既に遂行中の者を研究協力者として依頼した。その自主ルールを説明願い討論を通じて問題点をあらいだした。計7回に及ぶ班会議を催し、我が国で先端医科学研究を遂行する者と討議を重ねた。今年度は、これらの討議資料をまとめ資料集を作成した。
 小林は、生体肝移植関連で4大学の協力者をつのり、自主ルールを調査した。安東は,信州大を協力者としFAP(家族性アミロイドポリニューロパチー)の遺伝子診断のありかたのシンポジウムを行い、その討議を資料集とした。絵野沢は、3大学の協力者を得て、再生医療についての自主ルール資料を収集した。丸山は、これらの自主研究について規範のあり方を協力者橳島と討議した。
結論
最終年度となる平成19年度は、これまでの収集資料から抽出した問題点について、それぞれの分担項目につき協力者からアンケート調査を行う。そしてそれらの結果を反映させ、提言としてまとめたい。

公開日・更新日

公開日
2007-04-09
更新日
-