日本型の福祉ミックスと持続可能な福祉と財政の研究

文献情報

文献番号
199700156A
報告書区分
総括
研究課題名
日本型の福祉ミックスと持続可能な福祉と財政の研究
課題番号
-
研究年度
平成9(1997)年度
研究代表者(所属機関)
丸尾 直美(ライフデザイン研究所)
研究分担者(所属機関)
  • 的場康子(ライフデザイン研究所)
  • 落合由紀子(ライフデザイン研究所)
  • 大江守之(慶応義塾大学)
研究区分
厚生科学研究費補助金 行政政策研究分野 厚生科学特別研究事業
研究開始年度
平成9(1997)年度
研究終了予定年度
-
研究費
1,700,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
人口構成の高齢化、経済成長率の鈍化、年金の成熟化のために社会保障財政が逼迫しており、将来の財政の逼迫が予想される。そうした財政制約下において、増大する福祉ニーズを充足できる福祉政策と財政方式を研究することが、本研究の目的である。
研究方法
1文献調査、2スウェーデンでの現地調査、3スウェーデンの研究者と日本及びスウェーデンでの現地でのシンポジューム、4インターネットとホームページによる情報とデータの交換とコミュニケーション。
結果と考察
民間企業と家族などのインフォーマル部門を重視する日本型福祉と、公的部門が圧倒的に支配的なスウェーデン型福祉のそれぞれの長所と問題点を明らかにして、21世紀に向けての福祉ミックス社会の構想を描くことができた。出版できたことは研究助成のおかげである。
結論
人口高齢化と低成長下の21世紀の先進諸国---特に高齢化が進行する日本では----公的計画システム、民間企業中心の市場システム、家族・非営利組織などのインフォーマル・システムを福祉供給に最適に配分することと、福祉拡大を経済の重荷としてでなく、成長へ寄与するプロダクティブな側面を重視する福祉政策を行うことが大切である。

公開日・更新日

公開日
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更新日
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研究報告書(紙媒体)