総合的な地域保健サービスに関する企画立案及び事業管理に関する研究

文献情報

文献番号
200501221A
報告書区分
総括
研究課題名
総合的な地域保健サービスに関する企画立案及び事業管理に関する研究
課題番号
H16-健康-035
研究年度
平成17(2005)年度
研究代表者(所属機関)
松浦 十四郎(財団法人 日本公衆衛生協会)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 健康科学総合研究
研究開始年度
平成15(2003)年度
研究終了予定年度
平成17(2005)年度
研究費
30,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究は、具体的な問題点を分析整理し、各保健所等における事業推進及び人的資源の配置等のための参考に資することを目的とし平成15年度から3か年間の最終年度となる。
研究方法
研究班を①企画立案、②事業運営、③評価の3グループに組織し、3人の分担研究者に統括してもらうこととし、この下に研究協力者(主として担当地域の保健所長)が、それぞれのモデル地域(原則として地域保健医療圏をベース)を選定し、地域保健に関する特定の課題を定め、その解決のための体制を構築し、具体的に事業を実施し、問題点を明らかにするものである。
結果と考察
本研究は、具体的なシステムづくりを指向しており、各分担研究のテーマは以下のとおりである。
1.企画立案グループ:分担研究者 新田 則之
① 精神障害者の在宅支援ネットワークの構築に関する企画研究
② 精神障害者の地域医療の推進を目指した退院支援のための企画立案研究
③ 保健所における介護保険施設の感染予防の企画立案に関する研究
④ 地域と職域との連携の企画立案(小規模の事業所の健康状況と地域の関わり)
⑤ 学校保健との連携による健康教育の推進研究
⑥ 青森県市町村における自殺予防システムの構築
2.事業運営グループ:分担研究者 角野 文彦
⑦ 精神障害者ホームヘルプ事業を中心とした在宅支援に関する事業運営とその評価
⑧ 地域における介護予防システム構築に向けての調査研究事業
⑨ 地域糖尿病患者支援ネットワーク運営に関する研究
⑩ 地域における少子化対策の試み
3.評価グループ:分担研究者 澁谷 いづみ
⑪ 精神障害者に対する傾聴ボランティア及びピアカウンセラーの育成支援評価に関するモデル事業
⑫ 在宅高齢者(ハイリスク者)を対象とした介護予防活動評価に関するモデル事業
⑬ 情報技術(IT)を活用した健康診査データを用いた保健指導の評価に関するモデル事業
⑭ 子どもの事故予防の推進の評価に関するモデル事業
結論
介護保険制度、老人保健事業、医療制度の改革・見直しなど地域保健を取り巻く状況は大きく動いている。特に保健所が担う地域医療計画の見直しと策定が日程にあがっている。本研究モデル事業の中から医療計画への反映に向け実践的に全国に発信出来るものも多い。また、これらモデル事業の今後の継続発展のためのマンパワーや財政の確保や他地域への波及方策の具体化が課題となる。

公開日・更新日

公開日
2006-04-18
更新日
-

文献情報

文献番号
200501221B
報告書区分
総合
研究課題名
総合的な地域保健サービスに関する企画立案及び事業管理に関する研究
課題番号
H16-健康-035
研究年度
平成17(2005)年度
研究代表者(所属機関)
松浦 十四郎(財団法人 日本公衆衛生協会)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 健康科学総合研究
研究開始年度
平成15(2003)年度
研究終了予定年度
平成17(2005)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究は、具体的な問題点を分析整理し、各保健所等における事業推進及び人的資源の配置等のための参考に資することを目的とし平成15年度から3か年間計画の最終年度となる。
研究方法
研究班を①企画立案、②事業運営、③評価の3グループに組織し、3人の分担研究者に統括してもらうこととし、この下に研究協力者(主として担当地域の保健所長)が、それぞれのモデル地域(原則として地域保健医療圏をベース)を選定し、地域保健に関する特定の課題を定め、その解決のための体制を構築し、具体的に事業を実施し、問題点を明らかにするものである。
結果と考察
本研究は、具体的なシステムづくりを指向しており、各分担研究の概要は以下のとおりである。
1.企画立案グループ:分担研究者 新田 則之
① 精神障害者の在宅支援ネットワークの構築に関する企画研究:牧野 由美子
② 精神障害者の地域医療の推進を目指した退院支援のための企画立案研究:横川 博
③ 保健所における介護保険施設の感染予防の企画立案に関する研究:中山 厚子
④ 地域と職域との連携の企画立案(小規模の事業所の健康状況と地域の関わり):岡本 まさ子
⑤ 学校保健との連携による健康教育の推進研究:宮川 幸昭
⑥ 青森県市町村における自殺予防システムの構築:山中 朋子
2.事業管理グループ:分担研究者 角野 文彦
⑦ 精神障害者ホームヘルプ事業を中心とした在宅支援に関する事業運営とその評価:益子 まり
⑧ 地域における介護予防システム構築に向けての調査研究事業:前田 博明
⑨ 地域糖尿病患者支援ネットワーク運営に関する研究:下川 寛子
⑩ 地域における少子化対策の試み:井上 孝夫
3.評価グループ:分担研究者 澁谷 いづみ
⑪ 精神障害者に対する傾聴ボランティア及びピアカウンセラーの育成支援評価に関するモデル事業:黒岩 京子
⑫ 在宅高齢者(ハイリスク者)を対象とした介護予防活動評価に関するモデル事業:角野 文彦
⑬ 情報技術(IT)を活用した健康診査データを用いた保健指導の評価に関するモデル事業:竹内 裕
⑭ 子どもの事故予防の推進の評価に関するモデル事業:佐藤 日出夫
結論
この研究は3年計画であり、各々地域での具体的な実践的研究を展開し、先駆的事業に対する評価を実施し、よりよい地域保健サービスの提供体制づくりに寄与できた。いずれの事業もその推進をするプロセスで地域関係者の理解と連携が促進された。

公開日・更新日

公開日
2006-04-18
更新日
-

行政効果報告

文献番号
200501221C