文献情報
文献番号
200501140A
報告書区分
総括
研究課題名
医薬品及び医療機器のコードを利用した安全対策とトレーサビリティ確保のためのシステム導入と効果に関する研究
課題番号
H17-医薬-030
研究年度
平成17(2005)年度
研究代表者(所属機関)
土屋 文人(社団法人日本病院薬剤師会)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究
研究開始年度
平成17(2005)年度
研究終了予定年度
平成17(2005)年度
研究費
12,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
本研究はバーコードの本格的な普及のための対策を検討する。また、バーコードシステムが完全に普及するまでの間は、バーコードの表示が視認性に影響を及ぼし、取り違えエラーが発生する可能性があることから、視認性についてアイマークカメラを用いて解析を行う。電子タグについては、医療で使用を予定する電子タグが備えるべき要件についての検討を行う。
研究方法
医療機関等におけるバーコードシステムへの対応等について検討を行う。メンテナンス体制については、データ作成状況等を調査してその方策も含めて検討を行う。
アイマークカメラを利用した視認性確保の方策についての検討は、薬剤師等を対象にデータを収集し、解析を行う。電子タグに関する研究部分については、基本的な部分について調査検討を行う。
アイマークカメラを利用した視認性確保の方策についての検討は、薬剤師等を対象にデータを収集し、解析を行う。電子タグに関する研究部分については、基本的な部分について調査検討を行う。
結果と考察
医薬品納品時に現在バーコード表示を利用している医療機関は少数だが、製薬企業により製品コード、ロット番号、使用期限の3要素が全てバーコード表示されることになより、普及率は高まると考えられる。コードのメンテナンスは企業により差が生じていることから、バーコード表示を行う場合には、強制的にコードを登録させる等の手段が必要と思われる。
バーコードの読み取り実験では、当初はとまどいが見られたが、慣れる従って時間は短縮化した。視線解析ではネガタイプのバーコード表示が目立つと思われた。また、少量のアンプルにおいてはバーコード表示に要する面積が相対的に大きくなることから、表示項目の簡略化等の検討も必要と思われる。電子タグについては現段階では必ずしも読み取りが十分ではない等の課題もあった。
バーコードの読み取り実験では、当初はとまどいが見られたが、慣れる従って時間は短縮化した。視線解析ではネガタイプのバーコード表示が目立つと思われた。また、少量のアンプルにおいてはバーコード表示に要する面積が相対的に大きくなることから、表示項目の簡略化等の検討も必要と思われる。電子タグについては現段階では必ずしも読み取りが十分ではない等の課題もあった。
結論
バーコード表示は医療安全において重要な基盤整備である。これらの実効性を高めるためには製薬企業により製品コード、ロット番号、使用期限の3要素がバーコード表示されることが必須と思われる。また、登録やメンテナンスを強制的に行うことを要請することが必要となる。また、これに対応できる医薬品情報データベースの開発をすべきと思われる。
バーコード表示については1mLのように少量のアンプルにおいてはラベルに占める面積が大きいことから、今後表示に際しては項目の整理を図ったり簡略化等表示に工夫を要すると思われる。
電子タグについては尚一層の検討が必要である。
バーコード表示については1mLのように少量のアンプルにおいてはラベルに占める面積が大きいことから、今後表示に際しては項目の整理を図ったり簡略化等表示に工夫を要すると思われる。
電子タグについては尚一層の検討が必要である。
公開日・更新日
公開日
2006-12-07
更新日
-