文献情報
文献番号
200501078A
報告書区分
総括
研究課題名
医薬品の外観に着目した類似性を回避するための情報提供のあり方に関する研究
課題番号
H16-医薬-028
研究年度
平成17(2005)年度
研究代表者(所属機関)
村山 純一郎(社団法人日本病院薬剤師会)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究
研究開始年度
平成16(2004)年度
研究終了予定年度
平成17(2005)年度
研究費
3,756,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
医薬品の外観類似性による医薬品の取違が原因でおきる医療事故を回避し、医薬品使用の安全を高めるには、医薬品の外観に関する情報を収集し科学的に分析することによって、認知しやすい情報を医薬品の包装、容器など直接の容器に表示することが必要である。本研究は医薬品の取違により人体に重篤な事態を招く危険性の高い医薬品の外観類似性に着目し使用の安全を高めることを目的とした
研究方法
注射薬アンプル剤,PTP包装された錠剤・カプセル剤,点眼薬を対象として全国レベルで質問形式による調査、人間工学に基づき策定した外観類似性の定性・定量化、評価,方法を考案し実施した。
結果と考察
1)医薬品の直接の容器への表示方法は各製造業者に委ねられているので統一性に欠けている.2)表示項目への「薬効」記載の義務づけ
3)市販されている医薬品には、より一層明確な医薬品情報の提供が必要である。
4)医薬品特定のための情報のあり方と確認評価法(イメージ・トライアル法[仮称])の有用性5)点眼薬容器のキャップ部分と本体部分、両方の形状を点眼薬容器としての独自性をもたせる
以上が明らかとなった.
3)市販されている医薬品には、より一層明確な医薬品情報の提供が必要である。
4)医薬品特定のための情報のあり方と確認評価法(イメージ・トライアル法[仮称])の有用性5)点眼薬容器のキャップ部分と本体部分、両方の形状を点眼薬容器としての独自性をもたせる
以上が明らかとなった.
結論
1.注射薬アンプル剤の表示ラベル表示面積が縮小しても薬品名と薬効そして規格の位置情報等を規格化する。
2.「アンプル剤表示ラベルには縦書きでアンプル底面からアンプルカット部分への方向に薬品名を記載する」、「カットマークのドットカラーを医薬品の規制区分により統一する」,「薬効を記載」する。
3.イメージ・トライアル法とイメージ指数(製品の1秒間提示後の記載医薬品名称正答率)と医薬品製品に表示された医薬品情報提供の検証ツールとしてアイ・マークカメラによる注視点追跡分析法の製造業への導入を提案する。
4.点眼容器を他薬品と明確に区別する点眼薬容器への排他性を重視した容器のあり方と現物の生産の実施。
2.「アンプル剤表示ラベルには縦書きでアンプル底面からアンプルカット部分への方向に薬品名を記載する」、「カットマークのドットカラーを医薬品の規制区分により統一する」,「薬効を記載」する。
3.イメージ・トライアル法とイメージ指数(製品の1秒間提示後の記載医薬品名称正答率)と医薬品製品に表示された医薬品情報提供の検証ツールとしてアイ・マークカメラによる注視点追跡分析法の製造業への導入を提案する。
4.点眼容器を他薬品と明確に区別する点眼薬容器への排他性を重視した容器のあり方と現物の生産の実施。
公開日・更新日
公開日
2010-06-28
更新日
-