医籍データベースと医師資格ICカードの応用と評価に関する研究

文献情報

文献番号
200501346A
報告書区分
総括
研究課題名
医籍データベースと医師資格ICカードの応用と評価に関する研究
課題番号
H17-医療-035
研究年度
平成17(2005)年度
研究代表者(所属機関)
山本 隆一(東京大学大学院情報学環)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医療技術評価総合研究
研究開始年度
平成17(2005)年度
研究終了予定年度
平成18(2006)年度
研究費
5,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
医籍台帳の電子化を前提として医籍データベースと前述のHPKI電子署名基盤との連携を、主にICカードの使用を前提にして、高度利用のあり方を提言する
研究方法
1.厚生労働省が平成17年3月に医療情報ネットワーク基盤検討会の成果として公表した保健医療福祉分野認証局ポリシおよびそのベースとなったIS IS17090を精査し、HPKI電子署名基盤と医籍データベースの連携の問題点を調査する。2.他の施策での医療資格DBの役割を検討する。3.ICカードの現状を国際標準化機構(ISO)で進められている医療分野でのICカードに関する標準化の動向も含めて調査し、利用指針を作成する。
結果と考察
HPKI標準ポリシの3章、4章でのオンライン申請と医籍を含む国家資格DBは密接に関連し、連携することが望ましいが、現状の医籍等の登録項目ではDB化しても十分な連携はできない。十分な連携を行うためには資格DBが住民基本台帳ネットワークとリンクするか、公的個人認証サービスと連携してHPKIの証明書発行を行う必要が明らかになった。また使用するICカードとしてはHPKI標準ポリシの6章の要件を満たすためにはISO 14443 TypeBを使用することが必要と考えられた。
結論
医籍等の国家資格を電子化し高度に活用するためにはHPKI電子署名基盤との連携が必須であり、これを実現するためには適切なICカードの導入が必要である。また現状の医籍等の登録項目だけでは高度に活用することは困難で、住基ネットまたは公的個人認証サービスの活用が必要である。

公開日・更新日

公開日
2006-04-27
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

公開日・更新日

公開日
2006-11-28
更新日
-