文献情報
文献番号
200500827A
報告書区分
総括
研究課題名
精神医療に係る患者の利用実態や機能等の評価及びその結果の公表に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
H17-こころ-013
研究年度
平成17(2005)年度
研究代表者(所属機関)
吉住 昭(独立行政法人国立病院機構肥前精神医療センター)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 こころの健康科学研究
研究開始年度
平成17(2005)年度
研究終了予定年度
平成19(2007)年度
研究費
10,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
精神保健医療福祉の改革ビジョンで、精神医療体系の再編については、1.精神病床に係る算定式等の見直し、2.患者の病態に応じた精神病床の機能分化の促進、3.地域医療体制の整備、4.入院形態ごとの入院期間短縮と適切な処遇の確保、5.患者への情報提供と精神医療の透明性の向上、を改革の第一期の取り組みとした。本研究では、患者への情報提供と精神医療の透明性に関する課題について、その基礎資料を作成するとともに、適切な機能評価とあるべき情報公開について指針を作成することを目的とする。
研究方法
本研究は初年度であり、「精神科病院の利用実態に関する研究(利用実態班)」、「精神科病院機能の評価軸に関する研究(評価軸班)」、「精神科病院の情報公開と透明性に関する研究(情報公開班)」の3つの班を組織した。
結果と考察
利用実態班においては、平成10年度厚生科学研究「公的病院の機能に関する研究」など過去に行われた調査をレビューした。その結果、精神保健福祉課が実施する630調査に必要項目を加えた調査を実施する計画である。
評価軸班は、機能評価そのものの問題と課題を総括した。さらに、日本病院機能評価機構など国内や、英国、米国、オーストラリアなど諸外国で使用されている評価項目を、アクセス、構造、過程、結果の4領域にそって整理した。また、精神科病院で重要な役目を果たす看護、ソーシャルワークの機能についても過去に行われた調査をレビューするとともに、その機能評価項目について整理した。
情報公開班は、当事者が知りたい情報と医療機関が示すべきと考える情報の異同に注目して、アンケート調査を実施した。多くの項目について、重要とする項目に両者間の差異はなかったが、当事者は、「自分が入院したらどう処遇されるのか」を、医療者は「精神保健福祉法の遵守」を、最も重視していたなどが明らかとなった。
評価軸班は、機能評価そのものの問題と課題を総括した。さらに、日本病院機能評価機構など国内や、英国、米国、オーストラリアなど諸外国で使用されている評価項目を、アクセス、構造、過程、結果の4領域にそって整理した。また、精神科病院で重要な役目を果たす看護、ソーシャルワークの機能についても過去に行われた調査をレビューするとともに、その機能評価項目について整理した。
情報公開班は、当事者が知りたい情報と医療機関が示すべきと考える情報の異同に注目して、アンケート調査を実施した。多くの項目について、重要とする項目に両者間の差異はなかったが、当事者は、「自分が入院したらどう処遇されるのか」を、医療者は「精神保健福祉法の遵守」を、最も重視していたなどが明らかとなった。
結論
初年度であり、利用実態、評価軸、情報公開をキーワードに国内外の関連分野の資料収集とレビューを中心に研究を進めた。次年度は、調査票を作成し国公立病院の利用実態について調査する。また機能評価項目を決定し、数カ所の病院で試行する。情報公開については、当事者からのアンケート数を増やすとともに、情報公開された項目の「正しい読み方」に関する解説を作成する。
公開日・更新日
公開日
2006-04-11
更新日
-