リウマチ・アレルギー疾患の治療反応性予測因子の確立及びテーラーメイド治療法の確立に関する研究

文献情報

文献番号
200500740A
報告書区分
総括
研究課題名
リウマチ・アレルギー疾患の治療反応性予測因子の確立及びテーラーメイド治療法の確立に関する研究
課題番号
H16-免疫-003
研究年度
平成17(2005)年度
研究代表者(所属機関)
竹内 勤(埼玉医科大学総合医療センターリウマチ・膠原病内科)
研究分担者(所属機関)
  • 油谷 浩幸(東京大学国際・産学共同研究センター ゲノムサイエンス分野)
  • 山本 一彦(東京大学大学院医学系研究科内科学専攻アレルギーリウマチ学)
  • 谷口 敦夫(東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター)
  • 深沢 徹(順天堂大学医学部膠原病内科)
  • 川上 純(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・制御学講座)
  • 伊藤 聡(筑波大学大学院人間総合科学研究科先端応用医学専攻)
  • 南木 敏宏(東京医科歯科大学生体応答調節学 膠原病・リウマチ内科学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 免疫アレルギー疾患予防・治療研究
研究開始年度
平成16(2004)年度
研究終了予定年度
平成18(2006)年度
研究費
30,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
RA治療薬剤の選択法を確立するため、その基盤となる有効性、副作用予測因子を明らかにする。
研究方法
抗リウマチ薬(DMARD)、生物学的製剤の有効性、副作用効果予測に関し、基礎的、臨床的検討を行った。1) SNPsを用いた遺伝子多型解析、2)マイクロアレイを用いた網羅的遺伝子発現解析、3)in vitroTNF産生能、4)臨床パラメーター解析、5)候補遺伝子解析
結果と考察
各アプローチで有望な成績が示され、さらに多施設共同前向き試験等で、その有効性を客観的に評価していく必要がある
結論
候補遺伝子アプローチによってアポトーシス関連、破骨細胞誘導関連および細胞表面分子関連遺伝子の重要性とその詳細な分子機序が明らかにされた。一方、網羅的発現解析アプローチのマイクロアレイ解析によって、有効性予測に関し貴重なデータが集積された。各アプローチによって得られた成果は世界的にも極めて貴重な情報である。これらの成績を統合する事によって、抗リウマチ薬やインフリキシマブなどの生物学的製剤選択の個別化が可能となり、RAのテーラ-メイド治療法の確立に向けた研究が前進するものと期待される。

公開日・更新日

公開日
2006-07-20
更新日
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