文献情報
文献番号
200500733A
報告書区分
総括
研究課題名
関節リウマチの寛解導入を目的とした新規医薬品の導入・開発及び評価に関する包括的研究
課題番号
H17-免疫-008
研究年度
平成17(2005)年度
研究代表者(所属機関)
西岡 久寿樹(聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター)
研究分担者(所属機関)
- 岩倉 洋一郎(東京大学医科学研究所ヒト疾患モデル研究センター)
- 妻木 範行(大阪大学大学院・医学系研究科 器官制御外科学)
- 千葉 一裕(慶応大学医学部整形外科学)
- 中島 利博(聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター)
- 田中 栄(東京大学医学部整形外科)
- 吉田 勝美(聖マリアンナ医科大学予防医学教室)
- 川合 眞一(東邦大学医学部附属大森病院膠原病科)
- 高柳 広(東京医科歯科大学大学院医歯薬学総合研究科分子細胞機能学)
- 木村 友厚(富山医科薬科大学整形外科学)
- 植田 弘師(長崎大学医学部薬学系分子薬理学分野)
- 浦野 房三(長野県厚生連篠ノ井病院リウマチ膠原病センター)
- 福田 国彦(東京慈恵会医科大学放射線医学)
- 松本 美富士(藤田保健衛生大学七栗サナトリウム内科)
- 土井 永史(東京大学病院精神神経科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 免疫アレルギー疾患予防・治療研究
研究開始年度
平成17(2005)年度
研究終了予定年度
平成19(2007)年度
研究費
48,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
関節リウマチ及び線維筋痛症の実態調査及び診断・治療の指針の確立という2つの研究プロジェクトを中心に「リウマチ重症化・進展及び予防及び線維筋痛症患者の実態調査」を目的として以下の研究を行った。
①増殖細胞アポトーシス導入剤の臨床開発を促進するため、プロトコールの作成、海外の臨床試験施設の選定などについて当研究班では支援体制。
②関節リウマチの発症及び重症化に関する新規タンパクであるsynoviolinの機序を明らかにし、創薬研究を展開した。
③重症化予防のための骨・軟骨破壊に関与する制御分子とその機能の解明が明らかにされた。
④線維筋痛症の実態及び有病率が疫学研究を通じて明らかにされた。
①増殖細胞アポトーシス導入剤の臨床開発を促進するため、プロトコールの作成、海外の臨床試験施設の選定などについて当研究班では支援体制。
②関節リウマチの発症及び重症化に関する新規タンパクであるsynoviolinの機序を明らかにし、創薬研究を展開した。
③重症化予防のための骨・軟骨破壊に関与する制御分子とその機能の解明が明らかにされた。
④線維筋痛症の実態及び有病率が疫学研究を通じて明らかにされた。
研究方法
①新規分子、特に関節リウマチの病因・骨破壊に関する分子の検討を遺伝子および分子機能レベルからも解析された。
②生物学的製剤等の抗リウマチ剤の適正プロトコールの作成。
③線維筋痛症に対する疫学調査。
②生物学的製剤等の抗リウマチ剤の適正プロトコールの作成。
③線維筋痛症に対する疫学調査。
結果と考察
これまで新たに発見された抗リウマチ剤及び骨破壊に関する数多くの分子のうちARG-098、Synoviolin、NFATc1の少なくともこの2つが臨床開発に直結する可能性のあることが強く示唆され、その一部は治験用のパイロットが作成された。。線維筋痛症では有病率、患者の実態が明らかにされた。
結論
①これまで萌芽的研究で明らかにされた新規分子が画期的な抗リウマチ剤として非臨床、前臨床等を通じて臨床開発のメドがついてきた。
②インフリキシマブとエタネルセプトの臨床研究が進み、本邦における適正使用と共に対象症例の明確にされた。
③骨・関節疾患のQ.O.L.に及ぼす影響とそれを制御するために、新規導入剤の取り扱いを明らかにした。
④線維筋痛症の疫学研究及び実態調査の研究が進展した。
⑤実態調査では患者受け入れのための医療機関のネットワーク化が進んでいる。
⑥本症の疼痛誘導物質と考えられる物質が同定された。
②インフリキシマブとエタネルセプトの臨床研究が進み、本邦における適正使用と共に対象症例の明確にされた。
③骨・関節疾患のQ.O.L.に及ぼす影響とそれを制御するために、新規導入剤の取り扱いを明らかにした。
④線維筋痛症の疫学研究及び実態調査の研究が進展した。
⑤実態調査では患者受け入れのための医療機関のネットワーク化が進んでいる。
⑥本症の疼痛誘導物質と考えられる物質が同定された。
公開日・更新日
公開日
2006-07-20
更新日
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