医療事故・紛争の防止プログラムの開発

文献情報

文献番号
199700014A
報告書区分
総括
研究課題名
医療事故・紛争の防止プログラムの開発
課題番号
-
研究年度
平成9(1997)年度
研究代表者(所属機関)
信友 浩一(九州大学大学院教授)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生科学研究費補助金 行政政策研究分野 厚生行政科学研究事業
研究開始年度
平成9(1997)年度
研究終了予定年度
-
研究費
1,200,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
医療への信頼回復の第一歩は、安全な医療・説明する医療の提供である。しかし現状は医療施設管理者の無防備な危機管理体制・精神論にとどまる原因追求(不注意・単純ミス等)や再発防止策にとどまり、信頼回復を大きく阻害している。このとき、医療事故・紛争の防止プログラムを開発し普及させることによって、医療提供側は安心して医療を提供でき、又、受療側は安心し受療できるようになる。このことが、今後ますます医療技術が高度化・複合化・効率化していく中で、医療への信頼を低下させない緊急的な防止策となることが期待でき、又、関連する医療団体と共に開発することでその普及が一層促進できるようになる。
研究方法
本テーマに関わる経験・学識のある人達により、以下の事項を検討し、プログラム化を図る。1.医療事故・紛争化の構造 1)事故系(1)人…技量・態度等(2)システム…責任体制・相互牽制等(3)ツール…原因検討プロセス・研修等 2)紛争系(1)人…コミュニケーション力(2)システム…不安・クレーム処理プロセス 2.防止プログラム 1)プログラム運用の前提 2)運用責任体制
結果と考察
(1)防止プログラムの理念ができた;事故発生はシステムの問題である。事故というエラーは必ず起きる。従って防止プログラムというシステムが必要である(2)防止プログラム「リスクマネージメントの導入とリスクマネージャー養成」ができた(3)紛争系については文献レビューが十二分にはできず、又、我国独特の紛争化プロセスの解明もできなかった。(4)紛争化防止プログラムは、研究者各自の私案にとどまった。
結論
安心・納得のいく医療を提供し、受療するための基本的ツールの骨格はつくることができた。しかし、紛争化防止のためのプログラムは最善のものと考えられるものはできなかった。

公開日・更新日

公開日
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更新日
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研究報告書(紙媒体)