診療ガイドライン構築支援システムの開発研究

文献情報

文献番号
200401063A
報告書区分
総括
研究課題名
診療ガイドライン構築支援システムの開発研究
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
朝倉 均((財)国際医学情報センター)
研究分担者(所属機関)
  • 森實 敏夫(神奈川歯科大学)
  • 池田 俊也(慶應義塾大学)
  • 中山 健夫(京都大学大学院)
  • 鈴木 博道((財)国際医学情報センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医療技術評価総合研究
研究開始年度
平成16(2004)年度
研究終了予定年度
平成17(2005)年度
研究費
23,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
 診療ガイドラインは、利用者にとっては複数を見て利用するものの、作成者の医師にとって始めての経験であることが多い。EBMの考え方で診療ガイドラインを作成する医師にとって、参考となる必要な情報を迅速に入手でき、役に立つツールを紹介することは、良質なガイドライン開発を促進するための環境整備と言える。
研究方法
国内外の、EBMの考え方に基づく診療ガイドライン開発のための参考情報を調査・収集し、評価し、特に重要なものは日本語に翻訳し或いは抄訳する。こうして収集した情報を、ガイドラインそのものに関する情報、ガイドライン開発に関する情報、ガイドラインの評価に関する情報、ガイドライン開発に対する患者参画に関する情報、ガイドライン開発に間接的に役立つ情報、などの区分整理を行い、インターネットを通じて広く無料公開する。文献を管理し選択することに役立つソフトウェアを準備し、パブリック・ドメインとして提供可能とする。
結果と考察
 国内のみならず、英国、米国、その他各国から、EBMの考え方に基づく診療ガイドラインを開発している機関について調査し、英国NICEのガイドライン開発関連資料など、翻訳を行った。
 また、これまでのガイドライン開発参画時に担当医師などに提供してきている、各種参考情報を再整理した。
 いくつかのガイドラインで使われてきた、ガイドライン開発に役立つソフトウェアについて汎用化の加工を加え、公開できる様準備した。
 以上を、ホームページから無料公開するシステムを構築し、公開を開始した。(http://www.ebmguideline.com, http://www.ebmguideline.jp)
 単に既存の情報を収集し公開するに留まらず、国内の既存のガイドラインについての比較検討を実施し、新たな情報を追加することとした。
結論
 未だ公開開始したばかりであり、今後、利用者からの声、などを踏まえてコンテンツの充実化、コンテンツの更新を進め、半年後には評価を行うことを計画している。

公開日・更新日

公開日
2005-06-21
更新日
-