文献情報
文献番号
200401039A
報告書区分
総括
研究課題名
地域住民の口腔保健と全身的な健康状態の関係についての総合研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
小林 修平(人間総合科学大学 人間科学部 健康栄養学科)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医療技術評価総合研究
研究開始年度
平成16(2004)年度
研究終了予定年度
平成18(2006)年度
研究費
38,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
「高齢者の追跡調査」: 6年間にわたる追跡調査から口腔と全身的健康状態との関連性。「高齢者の咬合に関する追跡調査」:咀嚼能力の指標として咬合力と食塊形成能力を用いる妥当性。「歯科治療による高齢者の身体機能の改善」:歯科治療がQOLに与える影響。「歯周病と糖尿病」:糖尿病患者に対する歯科介入。「口腔微生物と全身の健康」:口腔バイオフィルムのLPSを迅速診断するシステム。「口腔の状態と睡眠」:咬合と睡眠異常の関係。「歯科医師における歯と全身の健康」:歯科医師を対象としたコホート研究。「口腔とにおい」:歯周病スクリーニング方法に、揮発性硫化物濃度を利用することの有用性。「咀嚼と肥満の関連性」:ガムを噛んで肥満を予防できるか。「摂食・嚥下機能の回復」:回復過程の指標をつくる。
研究方法
「高齢者の追跡調査」: 70歳を調査。「高齢者の咬合に関する追跡調査」:昭和2年生まれ402名。「歯科治療による高齢者の身体機能の改善」脳卒中片麻痺患者38名。「歯周病と糖尿病」:糖尿病で歯周病の患者。「口腔微生物と全身の健康」:歯科医院に来院した成人11名。「口腔の状態と睡眠」:咬合関連症候群(ORS)患者120名のうち、睡眠障害(不眠)を訴える30名。「歯科医師における歯と全身の健康」43都道府県歯科医師会員21,600名。「口腔とにおい」: 8020高齢者追跡調査に参加した12名。「咀嚼と肥満の関連性」;成人32名。「摂食・嚥下機能の回復」:脳卒中で入院した101名。
結果と考察
「高齢者の追跡調査」(1)栄養と歯周疾患 (2)日常身体活動状況と歯の喪失(3)骨関連要因と歯の喪失 (4)ストレスと口腔疾患,保健行動と関連。「高齢者の咬合に関する追跡調査」咬合力は、歯での咬合支持が喪失しなければ低下しない。「歯科治療による高齢者の身体機能の改善」:SF-36が評価できたのは50%。「歯周病と糖尿病」:歯周治療介入群で高感度CRP、HbA1cは有意に低下。「口腔の状態と睡眠」不眠評価18例中10名が咬合治療によって正常睡眠に回復。「歯科医師における歯と全身の健康」歯牙喪失と関連する要因は、年齢、喫煙、糖尿病、歯間清掃用具、収縮期血圧、激しい運動。「口腔微生物と全身の健康」ポケットの深さとLPSの量、出血に関連。「口腔とにおい」メチルメルカプタン/総VSC比と唾液流量、口腔内総細菌数、歯肉出血部位割合、PD4mm部位割合に相関。
結論
口腔と全身的な健康状態についての10班の研究により関連のある項目と関連が認められない項目の区別が明らかになった。
公開日・更新日
公開日
2005-06-07
更新日
-