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文献情報

文献番号 200500855A
報告書区分 総括
研究課題 中枢性摂食異常症に関する調査研究
課題番号 H17-難治-010
研究年度 平成17(2005)年度
研究代表者(所属機関) 芝崎 保(日本医科大学大学院医学研究科生体統御科学) 
研究分担者(所属機関) 乾 明夫(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科健康科学専攻社会・行動医学講座行動医学分野)、小川 佳宏(東京医科歯科大学難治疾患研究所分子代謝医学分野)、寒川 賢治(国立循環器病センター研究所)、久保 千春(九州大学大学院医学研究院心身医学)、熊野 宏昭(東京大学大学院医学系研究科ストレス防御・心身医学)、児島 将康(久留米大学分子生命科学研究所遺伝情報研究部門)、櫻井 武(筑波大学基礎医学系薬理学)、鈴木 眞理(政策研究大学院大学保健管理センター)、中尾 一和(京都大学大学院医学研究科内分泌・代謝内科学)、吉松 博信(大分大学医学部生体分子構造機能制御講座・内科学第一) 
研究区分 厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 難治性疾患克服研究
開始年度 平成17(2005)年度
終了予定年度 平成19(2007)年度
研究費 19,000,000円
研究者交替、所属機関変更  

研究報告書(概要版)

概要版 研究目的:
本研究の目的は、摂食・エネルギー代謝調節機構の解明と中枢性摂食異常症の病因、病態の基礎的・臨床的解析の成果に基づいた中枢性摂食異常症の新たな治療法および予防法を開発することである。
研究方法:
基礎的研究として、摂食・エネルギー代謝調節物質およびそれらの受容体の遺伝子改変動物の作成等を行い、摂食・エネルギー代謝調節機構の解明と中枢性摂食異常症の病態に関する解析を行った。臨床的研究として、中枢性摂食異常症の食欲に与える心理的因子や催不整脈性の解析、神経性食欲不振症の合併症である骨粗鬆症の病態解析を行った。治療開発の一環として、家族を対象とした心理教育プログラムの実践、グレリンの神経性食欲不振症の治療への応用のための準備を行った。患者を対象とした臨床的研究は患者にその意義を十分に説明し同意を得た上で、各研究施設で定められた臨床研究の規定に従い、実験動物を用いた研究は実験動物飼育及び保管に関する基準、各研究施設における実験動物委員会の指針の下で、それぞれ行われた。
結果と考察:
基礎的研究では新たな摂食調節ペプチドとしてニューロメジンSの同定とその作用の解明、オレキシン神経活動の調節機序と視床下部グレリンの発現調節機構の解析、デスアシルグレリンの作用の検討、エネルギー調節に関与する新たな分子機構の解析、CRF受容体拮抗薬を本症の治療薬として開発するためのCRF受容体サブタイプの機能解析、中枢性摂食異常症の病態への関与が推定されている前頭前野の機能解析を行い、摂食・エネルギー代謝調節機構の解明が進んだ。臨床的研究では神経性食欲不振症の心理的因子や催不整脈性の解析、レプチンの食欲、体重調節作用の解析、合併症である骨粗鬆症の治療法を開発するための病態解析を行い、本症の病態の詳細がさらに明らかになった。神経性食欲振症患者を対象としたグレリンの臨床試験の実施のための準備が完了した。家族が神経性食欲不振症の理解と患者への適切な対応を短期間で学ぶための家族心理教育プログラムを実践し、その有効性が認められた。
結論:
摂食調節機構の基盤研究、中枢性摂食異常症の病因・病態に関する基礎的、臨床的研究が引き続きなされた。グレリンの神経性食欲不振症における臨床試験が実施されつつある。家族が本症に対する理解と患者への適切な対応を短期間で学ぶための家族心理教育プログラムが実践された。
公開日 2006年05月11日
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公開日・更新日

公開日 2006年10月30日
更新日 -

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