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文献情報

文献番号 200401046A
報告書区分 総括
研究課題 患者/家族のための良質な保健医療情報の評価・統合・提供方法に関する調査研究
課題番号  
研究年度 平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関) 緒方 裕光(国立保健医療科学院) 
研究分担者(所属機関) 名郷 直樹(社団法人地域医療振興協会横須賀市立うわまち病院)、野添 篤毅(愛知淑徳大学)、杉江 典子(慶應義塾大学)、裏田 和夫(東京慈恵会医科大学)、阿部 信一(東京慈恵会医科大学)、酒井 由紀子(慶應義塾大学)、山口 直比古(東邦大学医学)、諏訪部 直子(杏林大学)、松島 雅人(東京慈恵会医科大学)、磯野 威(国立保健医療科学院) 
研究区分 厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医療技術評価総合研究
開始年度 平成16(2004)年度
終了予定年度 平成18(2006)年度
研究費 4,000,000円
研究者交替、所属機関変更  

研究報告書(概要版)

概要版 研究目的:
国内で流通する保健医療情報には多様な媒体が存在しているが、それらの情報の信頼性は必ずしも保証されてはいない。また、緊急時や情報操作に不慣れな利用者は誤った情報を入手する可能性(情報リスク)が高く、とくに飛躍的に普及しつつあるインターネットによる情報入手においては、情報格差の拡大や情報リスクが問題となる。本研究ではメディア別の健康情報の量的分析とインターネットによる情報流通を中心に、患者/家族(一般人)が必要とする保健医療情報に関する現状把握、情報評価手法の検討、一般人が利用しうる信頼性の高い情報源構築のための研究を行う。
研究方法:
文献調査、質問調査等により、一般向け保健医療情報サービスの現状把握を中心に以下の点につき検討した。1)国内におけるメディアの情報流通量の把握と問題点の整理検討。2)病院等における患者/家族への情報サービスに関する調査研究。3)公共図書館における消費者健康情報サービスに関する問題点の整理検討。4)国外における消費者健康情報サービスの現状把握。
結果と考察:
本年度では、主に以下の結果が得られた。1)国内のメディアにおける健康医療情報の流通量に関しては、図書、雑誌の量がわずかに増えており、全体に対する割合も増加傾向にあった。また、能動的に情報を得ようとする場合にはインターネットの利便性が高いことが分かった。2)医療機関の臨床現場で効率的に情報提供サービスを行うためには、効果的なコミュニケーションや図書館員のトレーニングが必要であることが示唆された。3)公共図書館における消費者健康情報サービスに関しては、多くの図書館が利用者の健康情報に関するニーズを感じており、それに対応するサービスを提供しようとしている姿勢が読み取れた。しかし、各図書館が、この分野に特化した情報提供を組織として行うことのできる基盤整備が必要である。4)米国の健康情報基盤(NHII)は具体的な健康情報提供システムの典型例である。このNHIIは既存の健康情報関連機関の協調作業であって、個人個人のヘルスケアを支援する情報のインフラストラクチャと考えられる。
結論:
人々の医学・健康に対する関心が高いことは明らかであるが、その情報源に対する質的評価はほとんど行われていない。また、信頼性の高い保健医療情報を一般に提供するためには、組織、人員、情報システム等の基盤の整備が必要であり、米国のNHIIなどが1つの参考となりうる。
公開日 2005年04月19日
研究報告書
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公開日・更新日

公開日 2006年02月20日
更新日 -

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