自動焦点眼鏡による高齢者の老視矯正支援

文献情報

文献番号
200400250A
報告書区分
総括
研究課題名
自動焦点眼鏡による高齢者の老視矯正支援
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
魚里 博(北里大学 医療衛生学部)
研究分担者(所属機関)
  • 鈴木 雅信(北里大学 医学部)
  • 庄司 信行(北里大学 医療衛生学部)
  • 清水 公也(北里大学 医学部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 長寿科学総合研究
研究開始年度
平成16(2004)年度
研究終了予定年度
平成17(2005)年度
研究費
15,400,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
高齢者の視機能特に老視矯正を支援するため、高齢者の視機能や調節機能の基礎的研究を行うとともに、老視眼鏡の自動焦点化を目指した試作開発を行った。
研究方法
液体を満たした薄膜レンズを外部圧により形状変化させ、遠方から近方まで連続的に屈折力を可変出来る老視眼鏡を試作した。これらのレンズの光学特性や眼鏡の機械的特性を調べ、試作眼鏡の装用試験も実施した。
結果と考察
試作眼鏡は完全自動型ではないが、半自動的に遠方から近方まで焦点可変を実現できた。この眼鏡の光学的ならびに機械的特性は、ほぼ実用的な域に達していた。また試用装用試験では、自覚的ならびに他覚的な眼機能検査でも問題点を認めなかった。今後は軽量・小型化と自動焦点化を推進する必要がある。
結論
老視矯正・治療の方法を考究するとともに、高齢者の老視矯正支援のための自動焦点化眼鏡を試作開発することができ、その有効性と実用化への可能性を確認できた。

公開日・更新日

公開日
2005-04-11
更新日
-