肝がん研究の推進及び肝がん患者等への支援のための最適な仕組みの構築を目指した研究

文献情報

文献番号
201720007A
報告書区分
総括
研究課題名
肝がん研究の推進及び肝がん患者等への支援のための最適な仕組みの構築を目指した研究
課題番号
H29-肝政-指定-006
研究年度
平成29(2017)年度
研究代表者(所属機関)
小池 和彦(東京大学 医学部附属病院)
研究分担者(所属機関)
  • 泉 並木(武蔵野赤十字病院 消化器科)
  • 考藤 達哉(国立国際医療研究センター 肝炎・免疫研究センター)
  • 工藤 正俊(近畿大学 医学部)
  • 久保 正二(大阪市立大学 大学院医学研究科)
  • 宮田 裕章(慶應義塾大学 医学部)
  • 建石 良介(東京大学 医学部附属病院)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 肝炎等克服政策研究
研究開始年度
平成29(2017)年度
研究終了予定年度
平成29(2017)年度
研究費
1,539,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
平成30年度より開始される新たな肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業開始にあたって、対象患者や対象医療を判定する方法と認定基準を定め、マニュアル等を作成すること、指定医療機関の認定基準を決定すること、および肝がんの再発防止等を念頭においた研究を促進するために収集すべき臨床データの詳細およびどの様なプラットフォームを用いてデータ収集を行うかを決定することを目的とした。
研究方法
認定基準に関しては、、ICD-10、医科診療報酬点数表、DPCコード、標準病名マスターデータベースを検索、検討した。指定医療機関の要件については、肝疾患専門医療機関、肝疾患診療連携拠点病院、がん診療連携拠点病院、地域がん診療病院、特定領域がん診療連携拠点病院等を念頭に研究分担者と協議を行った。臨床データ収集のプラットフォームとして、National Clinical Database(NCD)を念頭に、日本肝癌研究会全国原発性肝癌追跡調査の調査項目を元に収集すべきデータについて協議を行った。
結果と考察
対象患者、対象医療の認定基準に関して、ICD10対応標準病名マスターを用いる事が最適であるとの結論にいたった。班会議までに各基準案の原案を作成し、班会議での協議を経て、修正を加えて最終案とした。指定医療期間として「ウイルス肝炎およびそこから生じた肝がん・肝硬変の診療行為を行う事ができる医療機関」という理念を設定し、肝疾患専門医療機関、肝疾患診療連携拠点病院、がん診療連携拠点病院、地域がん診療病院、特定領域がん診療連携拠点病院等を含むものと決定した。NCD事務局と協議の上、NCDデータベース上に本研究のためのプラットフォームを問題なく構築できる事を確認した。収集すべきデータ項目について肝癌研究会追跡調査項目に準拠しつつ、複数回入院のデータを収集できるよう拡張を行った。肝硬変部分に関しては、新たに収集項目の原案を作成した。
結論
当初掲げた3つの目的について必要かつ十分な成果が得られたものと考えられる。本結果は平成30年度からの治療研究促進事業実施に資するものと考える。

公開日・更新日

公開日
2018-08-01
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2018-08-01
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
201720007C

収支報告書

文献番号
201720007Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
2,000,000円
(2)補助金確定額
2,000,000円
差引額 [(1)-(2)]
0円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 245,656円
人件費・謝金 0円
旅費 66,204円
その他 1,227,140円
間接経費 461,000円
合計 2,000,000円

備考

備考
-

公開日・更新日

公開日
2019-01-29
更新日
-