概要版
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文献情報

文献番号 201235061A
報告書区分 総括
研究課題 ヒトiPS分化細胞を利用した医薬品のヒト特異的有害反応評価系の開発・標準化
課題番号 H24-医薬-指定-030
研究年度 平成24(2012)年度
研究代表者(所属機関) 関野 祐子(国立医薬品食品衛生研究所 安全性生物試験研究センター・薬理部) 
研究分担者(所属機関) 佐藤 薫(国立医薬品食品衛生研究所 安全性生物試験研究センター・薬理部)、諫田 泰成(国立医薬品食品衛生研究所 安全性生物試験研究センター・薬理部)、石田 誠一(国立医薬品食品衛生研究所 安全性生物試験研究センター・薬理部)、吉田 善紀(京都大学iPS細胞研究所 初期化機構研究部門) 
研究区分 厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究
開始年度 平成24(2012)年度
終了予定年度 平成26(2014)年度
研究費 25,000,000円
研究者交替、所属機関変更  

研究報告書(概要版)

概要版 研究目的:
ヒト人工多能性幹(iPS)細胞から誘導された分化細胞を新薬開発の非臨床試験段階で用いることには、動物実験との種差の問題を克服したヒト特異的有害反応評価系の構築が期待されている。動物実験では予測できない有害反応には、致死的な薬剤性不整脈、認知・情動・記憶などの高次脳機能障害、薬物性肝障害などがある。本研究では、ヒトiPS細胞由来の分化細胞を非臨床試験の標本として用いる際に注意するべき医薬品薬理実験指針を含むガイダンスを作成するため、実験法の開発と標準化を行う。
研究方法:
班会議の開催し、研究の方向性を打ち合わせし、情報を共有する。実験プロトコルについて比較検討を行い、統一プロトコルを提案する。バリデーションスタディーの企画立案を行う。公開シンポジウムを企画し開催する。学会のシンポジウム、一般演題で、研究成果の発表を行う。論文の作成を行う。他の研究機関に対する技術導入を行う。国際会議での情報発信を行う。 以下の分担研究を行う。 ・ヒトiPS 細胞由来神経細胞等の薬理学的プロファイルに関する研究(佐藤薫) ・ヒトiPS細胞由来の心筋細胞の品質評価に関する研究(諫田泰成) ・ヒト幹細胞由来肝実質細胞の有害反応評価試験への適応基準作成研究(石田誠一) ・種々のヒトiPS細胞から誘導された心筋の遺伝子プロファイル研究(吉田善紀)
結果と考察:
現時点においては、同一iPS細胞株から同一分化条件で誘導され、組織マーカータンパク質発現により規格化された分化細胞であれば、細胞密度などの培養条件を整えることで薬理実験の結果に再現性があることが確認された。
結論:
本研究では、ヒト iPS 細胞由来神経細胞標本を用いてシナプス機能への有害反応評価を実現するため、標本が満たすべき基準およびそれを確認するための標準プロトコルを定め、実験の再現性を確認した。今後は、同一のプロトコルを多施設間で実施して同一の薬物への反応性の比較を行う必要がある。現在入手可能な複数の分化細胞以外にも利用可能な細胞が今後開発されることが予想され、標準プロトコルで複数の化合物に対するデータを収集して比較する作業が必須となる。そして、実験結果を収集し比較するための、研究プラットホームを確立する必要がある。
公開日 2013年07月09日
研究報告書
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公開日・更新日

公開日 2014年03月11日
更新日 -

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